転生したら個性が「殺人鬼」だった件【ヒロアカ】 (ページ5)

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３話ページ5

母「それじゃあ、よろしくお願いしますね。A！！いい子にするのよ！！」

『・・・ん。』

ああああああああああああああああああああああああ！！！！
来ちゃったよ！幼稚園！！

皆忘れてない？！ボクがコミュ症だって！！

いやでも落ち着け。相手は子供、ましてやボクだって子供だ。きっと大丈夫・・・

「じゃあ、Aちゃん。お名前呼んだら入ってきてね？」

『あ、は・・・はい。』

ヤバイ。心臓バックバクやわ。(唐突な関西弁)

「え～、皆今日から新しいお友達が来るわよ！それじゃあ、Aちゃん！」

ボクは意を決してドアを開けた。

ガラッ！！

その場に居た全員の視線が集まる。Aは恐怖と羞恥心で倒れそうだった。
Aはオズオズと皆の前に出て、震える声で自己紹介を始めた。

『えっと、あの、狂瀬A・・・です。よりょ、よろしくお願いします・・・』

そう消え入りそうな声で言った。それを成し遂げたAはというと・・・

『(死ぬ！！視線で死ねるよ！！誰か！！)』

ミンナ、ボク、オウチカエリタイ。
こっち見ないで！？ボクなんてどうせどうでもいいでしょ？！

「じゃあ、Aちゃんの席は、出久君と勝己君の間ね。」

え？お姉さん今なんて言いました？？？
原作キャラの名前が２人も聞こえたよ？

そう思いつつも指定された席に座る。

爆「おい！お前！！」

『あっ、はい・・・なんでしょうか・・・』

出「か、かっちゃん初めての人にその言い方は・・・」

爆「うるせぇ！！デクのくせに指図すんじゃねぇ！！」

もうこの歳で、指図とかいう言葉を知ってるとか・・・凄すぎかよ。

爆「で！お前個性もう出てんのか？」

『えっ・・・』

どうしよう。だって個性アレだよ？人に言ってみな？？敵向きって言われて終わるわ。

『で、出てない・・・デス。』

爆「そうか。俺は個性が出たらオールマイトにも勝つ位すげぇヒーローになるんだ！！」

出「ぼ、僕も、個性が出ると良いな・・・」

夢、があっていいなぁ・・・でも出久君かわいそうに・・・君は無個性、何だよなぁ。

ボクは、一体この先どうするんだろう。今後考えていかないとな・・・
雄英に入るのはいいとして、この個性で人を守れるのだろうか。むしろ人を傷つけはしないか？

そんな事を考えながら、その日１日を過ごした。