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10 自己紹介されるみたいです。 ページ10

正座して、一礼。

そして、


「すいませんでしたあ!ここ夢とかじゃなかったですホントに申し訳ございませんでした!」


息をつかずにシャウト。


「分かったならいいんだよ分かったなら!」

「い、意外と元気のよろしいお方ですね…」

「ヴぇ、何かよく分かんないけど信じてくれたなら良かったー♪」

「兄さんのおかげ…なのか…?」


この反応の仕方とかどう見ても『ヘタリア』のキャラクターにしか見えない。

しかし、これは夢ではない。


「まあとりあえず自己紹介の続きだ」

あ、まだ可能性はあるよね、だってここでの『国』が何を指すか何て知らないし。


「俺達は『国』だとさっき言ったが、まず俺は『ドイツ連邦共和国』、通称『ドイツ』だ。よろしく」

ドイツ…。


「俺様は『プロイセン』!色々あってルッツと一緒に住んでるんだぜ!」

ぷーろいせーん…。


「俺はね、『イタリア共和国』だよ!いつもは『イタリア』でいいよ!」

イタリア…。


「私は『日本』と申します。稀に『日本国』と呼ばれる事もありますが、日本とお呼びください。」

にほん…さん…。


あーーーーーーーーーーーーーーーーーー。

ラストの可能性、消滅。


さて、どうしようかな、

…嘘はつくべきじゃないよな。


「あの、やっぱり私あなた達の事知ってます。

『へタリア』の中で全く同じ姿と経歴で出てきてます」


ビックリ…はさすがにされなかった。まあ2回目だしな。


「そ、それだけ有名で魅力的だってことですよ!」


ただし、


「でも、読んでいるだけじゃ…知っているだけじゃ何も分かってないのと一緒だと思います!

だって、ルートヴィッヒさんの事も結構書かれていたのに、何回も見たのに」


一番は自分のビビりが原因だと知っているけれど、

「最初あんなに怖く見えましたから」


よく分かってないみたいだから、補足補足。

「あ、とっても常識人な方で優しい方だと描かれておりましたよ」


それなのに、

「そんな人…あ、国なのに私は怖がったんです」


現実になったらこんなにも違う。

もう客観なんてできないから。


「だから、私に色々教えて下さい。

お願いします」


正座で、言葉を選んで、ラストで一礼をする。

11 自己紹介するみたいです。→←9 信じるみたいです。



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設定タグ:ヘタリア , トリップ , シリアス   
作品ジャンル:ファンタジー
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火藍 - 次回予告が素敵です!!*´ `* (2016年10月8日 14時) (レス) id: 62bdde95ad (このIDを非表示/違反報告)
きのこ@竜音(プロフ) - ももさん» コメントありがとうございます!もっとガチな感じになるように努力しますね! (2016年1月31日 19時) (レス) id: 1bb9c4389b (このIDを非表示/違反報告)
もも - これはガチって感じ的な!☆(`∀´)☆(キラーン)☆ (2016年1月30日 21時) (レス) id: 39fd51a07e (このIDを非表示/違反報告)
きのこ@竜音(プロフ) - 猫科女子さん» コメントありがとうございます!返信が遅くなりすいません…。プロイセン師匠のかっこよさに気づいて下さり嬉しいです! (2015年10月2日 14時) (レス) id: 1bb9c4389b (このIDを非表示/違反報告)
きのこ@竜音(プロフ) - うえきばちのサボテン*さん» コメントありがとうございます!返信遅くなってすみません…。頑張りますね! (2015年10月2日 14時) (レス) id: 1bb9c4389b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きのこ@竜音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kinoko1251/  
作成日時:2014年8月22日 13時

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