ここは「ヘタリア」の世界みたいです。

１３　怖いみたいです。 ページ13

「どうする、というのは今日この後の事だ。
異世界から来たという話を他の国に報告するにしても段取りを踏まなければならないだろう。

…だいたいこれから三日位はいるんじゃないか？
つまり、今日から二、三日をどう過ごすかあては？」


「無いです…」

三日も空くのか、日本に行けたらいいなあ。


「だろうな、これから三日位上司や国民にばれずに雫を匿える者は？
俺は雫のことを他の国と連絡や打ち合わせをしてくる」


「ヴぇ、俺おれ〜って言いたい所だけど…。
ちょうど三日どうしてもの仕事が入ってて…雫ちゃんみたいなベッラと一緒に居たいよ〜」


だからベッラなんかじゃないって…。


「ほう、お前が真面目に仕事をする時もあるんだな。菊、お前の家が一番いいと思うんだが」


「すいません！私も三日予定が入っておりまして…。
雫さんは日本人ですので人に見られても怪しまれないでしょうが、もしものことを考えると…」


日本なら迷惑はかけにくいかなと思ってたのに…。


「そうだな…今日から必ず三日暇で、雫を見ておけるのは…」

「俺様ってことだよな！」


…だろうなーー。


「兄さん、任せていいのか？」

「ルッツよりこういうやつの扱いは上手だと思うぜ」


どういう奴なんだろ。


「そうか？」

「任せとけって！」


「雫、ドイツは初めてだろう？」

「はい、初めてです」

「分からないことがあったら兄さんに聞いてくれ。ああ見えても頼れる人だ」

「はい」


「じゃあ兄さん、頼んだぞ」

「雫ちゃん、またね〜」

「では失礼します」


三人…人でいいのかな？が出て行ったあと、バイルシュミットさんと二人きりになった。

…当たり前だけど。

何か話した方が…？でも


「おい」

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