13マドル ページ14
これは俺がナイトレイブンカレッジに入学して慣れ始めた頃の事だった...
１年前______
はぁ〜...学園にも寮にも慣れてきたけどやっぱり人と接するのはまだ慣れないなぁ...でもまぁ上級生とかまず接する機会そうそうないし大丈夫か、ははっ。
ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙ...腹からとても情けない音がでた。
「あ"ー腹へったなぁ...マドルもそこまで無いし我慢だ...俺ｯ...!」
そう自分に言い聞かせて、中庭を歩いていると美味しそうに実っているリンゴの木を見つけた。
あ"ー...ダメだ俺あれは学校の所有物...ぁーでも体が勝手に...あ〜。
空腹に耐えなかった体がいつの間にか木にﾇﾙﾇﾙと登っていた。木に登り枝に座ればリンゴを１つ取り回りに誰もいないか確認する。
誰もいなさそうだし...丸飲みしても大丈夫だな...
そして俺が大きく口を開けリンゴを丸飲みしようとした。その時だった、ふと視線を横にそらしてみると
「やぁ、君のその口ってまだ開くのかい？」
「うあぁ"ーーーーー！！」
そこには微笑みながらコチラをｼﾞｯと見つめる金髪の人がいた。
俺は叫び同時に飲み込もうとしていたリンゴと一緒に木から落ちそうになったが間一髪足を枝に引っかけ宙ぶらりん状態だが助かった。
「おや、君は身体力もあるんだねぇ！実に興味深い！」
「えっ...えっと、さ、サイエンス部で一緒のルーク.ハント先輩？」
「覚えててくれてたのかい？トレビアン！君に覚えてもらえてるなんて光栄だよ」
絶対この人に目つけられたら怖いって思ってずっと避けてた先輩だからだよっ！！
さっきの目とか狩りする人の目だったわ！！
「ん、君には鱗まであるのかい？何て綺麗な鱗なんだ！」
「はぎゃぁぁあーーー！！！！」
宙ぶらりんになって髪が逆立っていて隠していた鱗が露になってしまい、ルーク.ハント先輩はそこを物珍しそうに触ってきた。
そして今度こそ俺は木から真っ逆さまに落ちたのであった。あぁ"〜〜〜!!頭打ったぁぁあ！うぉぉお...いてぇ...!
てっ！痛がってる場合じゃないぞ俺ぇ！
「あー...！この後用事あった事忘れてたので俺はこれでぇ〜さようならっ！！」
そして俺は遅いながらも、もう速力で寮に帰るのであった。
「おや、行ってしまった...ふふっ狩人の血が騒ぐよ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
続く
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 639人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
里中ポルチーニ(プロフ) - 魔朝さん» ありがとうございます！これからもカッコよく可愛い寮長くんが書けるよう頑張ります！ (2020年11月2日 21時) (
レス) id: b3bf1999ab (このIDを非表示/違反報告)
魔朝 - 寮長くんかわい〜！友達に似てるから名前に設定したら同じすぎて笑ったw更新頑張ってください!!!!!! (2020年11月2日 20時) (レス) id: 7770b6a244 (このIDを非表示/違反報告)
里中ポルチーニ(プロフ) - りんご飴さん» え〜？ありがとうございますぅ (2020年11月1日 13時) (レス) id: b3bf1999ab (このIDを非表示/違反報告)
里中ポルチーニ(プロフ) - 夜海さん» ご指摘ありがとうございます！修正させていただきました！ (2020年11月1日 13時) (レス) id: b3bf1999ab (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - え〜？すきぃ (2020年10月26日 22時) (レス) id: 65b59ebe0e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：里中ポルチーニ | 作成日時：2020年5月23日 21時
