ご報告とおまけ-2 ページ50
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「ねぇねぇ、三ちゃん！」
「あ？」
「三ちゃんはどう思う？」
「何が」
「ダンソウメイくん、二人のどっちを選ぶんだろうって」
「「………………」」
そして巻き込まれる二人。
「八島組の時にダンソウメイくん言ってたじゃない？あれってつまり、ダンソウメイくんも二人の事好きなわけでしょ？？」
「あの二人がそれを放っておくわけありませんからね。ここ数日が勝負ですよ！」
「…京子ちゃん楽しそーネ」
「恋バナは女子のオアシスなんですよ！伊藤さん♡」
「そーなの？」
「はい！」
「じゃあ仕方ないね〜♡」
「ね〜♡」
ラブラブする伊藤たちの背後で三橋は面倒くさそうにため息をついた。
「ンな生産性のねぇ話したってしょうがねーだろうが」
「えー？？…じゃあさ、賭けよ！それなら生産性あるでしょ？」
「「は？？」」
「予想して負けた人が、卒業後にダンソウメイくんと再会した時のサテン代払うの」
優等生理子の口から、まさか“賭け”という単語を聞く日が来るとは思わなかったのだろう。
ポカンと口を開ける二人。
「その代わり、高いものはだめよ？」
「奢りなんだから容赦しねーに決まってんだろ」
「せめて常識のある範囲内で食えよ」
理子の言い出しで始まった賭け事。
強制参加らしいそれに1番手で答えたのは伊藤だった。
「まぁ、フツーに考えて智司じゃね？」
「私もそう思う！」
同意見を出したのは理子。
「私は相良かなぁ」
「えっ、京ちゃん相良派！？」
「えへへ〜♡相良が一票も入らないと可哀想かなって思ったんです！」
「え〜！京ちゃん優しい〜！」
二人のラブラブを見守りながら、理子は三橋に振り返った。
「三ちゃんは？」
「どっちも」
「「「えっ…」」」
意外な回答に、三人の足が止まる。
何か言いたげな雰囲気を感じ取ったのか、三橋は面倒くさそうに振り返った。
「Aは選べねーバカなんだよ。今までだってそうだろ。開久の奴ら助けたりしてたじゃねーか」
顔を見合わせる三人。
何故か、妙に説得力がある。
話が途切れたところで、三橋が再び足を進めた。
それに続く三人。
「じゃあ、どっちか一人だったときは三ちゃんが全額驕りね」
「なんで俺だけリスク高ぇんだよ！」
「その代わり、三ちゃんが正解だったら私たちが驕りだよ？」
「三人で会計割るなら、そっちの方がダメージ少ねぇじゃねーか！」
((仲いいなぁこの二人))
夕日が照らす家路。
遠くで四人を見ていた黒い車が、静かにその場を離れていった。
――――――
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黒のコ屋(プロフ) - S!nsei_zaさん» そ、そんな何回も読んで頂けるなんて…！糧すぎる！執筆の糧すぎるわ――！！（ﾄﾞﾝﾁｬﾝ騒）これはとことん付き合ってもらいましょう！えぇ！勝手に連れて行きますかお気になさらry…((殴 スミマセンふざけ過ぎました。笑 応援コメントありがとうございます〜^^ (7月27日 18時) (
レス) id: ec11750d33 (このIDを非表示/違反報告)
S!nsei_za(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませていただいてます！何回も読み直すくらい大好きな作品です！三週目終わった所です…笑これからも応援してます！ (7月23日 21時) (レス) id: 165fe81141 (このIDを非表示/違反報告)
黒のコ屋(プロフ) - 成瀬さん» コメントありがとうございます！主人公、ついにポロリと本音を出しちゃいました。もう本人の気持ちを知った元開久組に遠慮はありませんので、今後の絡みに乞うご期待ですね！（それを表現できる文才があるかどうかは別として）。最後までどうぞよろしくお願いします！ (6月14日 17時) (レス) id: ec11750d33 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 個人的には書籍化して頂きたいくらいに大好きなお話なので、最後までついて行かせてください☺️これからもお身体にお気を付けて頑張って下さい。応援しています！！ (6月13日 20時) (レス) id: 778f9ea582 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 主人公がどれだけ二人のことを、組のみんなを大事に思っているか、想いを読むだけで泣きそうになりました。そして名シーン、『二度と人の男に手ェ出すな』というセリフ、本当にかっこよかったです。智司相良と同じく目見開いちゃいました笑 (6月13日 20時) (レス) id: 778f9ea582 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒のコ屋 | 作成日時：2023年5月29日 18時
