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「Aさん、どうやって探すんスか。店に話つけるとか？？」
「いや、それはうちの提携じゃないから難しいかな。…まぁ、こういうトコってそもそも話し合いでどうにかなるような場所じゃないし」
未成年招いてる事が暴ければ、なんとかなるだろうけど。
「突っ込むが吉」
「まじっすか！？作戦無し！？三橋さんかよ」
「あの…ついて行ってもいいんですか？」
「怖くなければどうぞ」
京子ちゃんにそう答えてメリケンはめながら足を進めると、案の定用心棒たちがこっちに向かってくる。
「おい、そこのガキ止ま―――ドゴッ！！
右ストレート。
「テ、テメェ…！」
バキッ！！
二人目は鉄板入りの靴で顔面キック。
「ぅう…」
「ぐ…ぅ…」
うずくまる二人をポカンと見ている成蘭女子たちを無視して店のドアを開けると、慌ててついてくる。
彼女たちを守るように、うちの組員も後ろに続いた。
「いらっしゃいま……なっ、A組！？」
「お邪魔します」
「ちょ、おい…待てテメェ！！」
カウンターから身を乗り出そうとした男の手が届く前に、うちの組員がその手を掴む。
「はい、ストップー。うちのお嬢に気安く触れんじゃねぇよ」
「くっ…」
その間にフロアに繋がるドアを開けると、爆音のBGMが俺らを迎えた。
京子ちゃんたちは顔をしかめて耳を塞ぐ。
(店内はそこまで汚くないんだな)
突然現れた俺たちの姿を見て、黒服の男たちがトレーを持ったまま固まる。
「どこ？」
「えーっと………あ！」
明美ちゃんが指さす。
「あれ！あそこッス！」
五人の若い女の子の席。
BＧＭの所為か、まだこっちには気が付いていないらしい。
俺が足を進めると、何人かの黒服が向かってきた。
「お客様、困りま…」
俺より先に動いた組員たちが、あっという間に黒服たちを止める。
その間に目的の席までたどり着くと、 事態が把握できないホストと女の子たちはポカンと口を開けて俺を見上げた。
「接客中悪いんけど、この子たちに用があるから借りていい？」
「は？」
混乱する女の子たちは、俺の影から出てきた京子ちゃんたちの姿を見て目の色を変える。
「ッ…成蘭の早川京子！」
「てめぇら人の金使っていい気なもんだな！！」
「なんでこんなとこにいるのよコイツら！」
反射的に逃げようとした一人の腕を掴む。
そのまま席にあったアイスペールを思いっきりテーブルにたたきつけた。
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黒のコ屋(プロフ) - S!nsei_zaさん» そ、そんな何回も読んで頂けるなんて…！糧すぎる！執筆の糧すぎるわ――！！（ﾄﾞﾝﾁｬﾝ騒）これはとことん付き合ってもらいましょう！えぇ！勝手に連れて行きますかお気になさらry…((殴 スミマセンふざけ過ぎました。笑 応援コメントありがとうございます〜^^ (7月27日 18時) (
レス) id: ec11750d33 (このIDを非表示/違反報告)
S!nsei_za(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませていただいてます！何回も読み直すくらい大好きな作品です！三週目終わった所です…笑これからも応援してます！ (7月23日 21時) (レス) id: 165fe81141 (このIDを非表示/違反報告)
黒のコ屋(プロフ) - 成瀬さん» コメントありがとうございます！主人公、ついにポロリと本音を出しちゃいました。もう本人の気持ちを知った元開久組に遠慮はありませんので、今後の絡みに乞うご期待ですね！（それを表現できる文才があるかどうかは別として）。最後までどうぞよろしくお願いします！ (6月14日 17時) (レス) id: ec11750d33 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 個人的には書籍化して頂きたいくらいに大好きなお話なので、最後までついて行かせてください☺️これからもお身体にお気を付けて頑張って下さい。応援しています！！ (6月13日 20時) (レス) id: 778f9ea582 (このIDを非表示/違反報告)
成瀬(プロフ) - 主人公がどれだけ二人のことを、組のみんなを大事に思っているか、想いを読むだけで泣きそうになりました。そして名シーン、『二度と人の男に手ェ出すな』というセリフ、本当にかっこよかったです。智司相良と同じく目見開いちゃいました笑 (6月13日 20時) (レス) id: 778f9ea582 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒のコ屋 | 作成日時：2023年5月29日 18時
