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71話
Aのやつが、東京もんのヤクザに狙われてるらしい。
まぁ、悪者ホイホイだから仕方ねぇんだろうけどよ。
「理子ちゃん、歩き勉強は危ねぇよ？」
「うん。でも、今日の1限目からテストなの。内申にも響くから落とせなくって」
「けっ、優等生かよ」
「あら、知らなかったの？三ちゃんもたまには真面目にテスト受けたってバチ当たらないんだからね」
「へん、やだね」
ダラダラ商店街を歩いてっと、前方に通勤中のリーマンに紛れたAを見つけた。
「おーい」
俺の声で振り返るA。
その隣には、目つきの悪ィ狂犬つき。
カメレオン
「おはよう、三橋」
「………………」
「おはよう、ダンソウメイくん！」
「おはよう、理子ちゃん。偉いね、勉強中？」
「そう」
「よ、A。変わりねーか？」
「おはよう、伊藤。今の所まったく」
挨拶し合うAの横で、俺にだけ睨みを利かせる相良の野郎。
「オメー、Aの護衛するために来てんじゃねーのかよ。なんで喧嘩売ってくんだよ」
「あ？元々こういう顔なんだよ。文句あんのか」
「それはそれは可哀想なお顔ですねぇー！お気の毒ですねぇー！」
「テメェ…！」
俺に向かってくる相良。
胸倉を掴もうとした手は、俺に届く前にAが立ち塞がって掴んだ。
「約束しただろ、相良。喧嘩はしないって」
「けどよ、A！アイツが…「今はAダンソウメイ」
名前の呼び方まで指摘されてら。
ケケケッ、ザマァねーな！
「三橋」
Aの背後で相良を指さしてエアーケラケラしてたら、突然振り返って「君もあまり刺激してくれるな」って怒られた。
オメー、背中に目でも付いてんのかよ。
「そーよ、三ちゃん。相良くんはダンソウメイくんの護衛で来てるんだから邪魔しないの！」
「邪魔してねーし」
「じゃあ言い返しちゃダメよ。からかうのも禁止！」
「へいへい」
理子を適当にあしらってりゃ、Aが腕組んでため息吐きながら困った顔向けてきやがった。
「智司はこんなことなかったのに…なんでこんな相性悪いんだこの二人」
「同族嫌悪ってやつじゃね？」
「テメェ伊藤…俺と三橋を同族にすんじゃねぇ！」
「あ？それは俺のセリフじゃい！」
「卑怯なトコとかソックリじゃねーか」
「「似てねえ！」」
俺様は卑怯なんじゃなくて策士なんだよ！
しかも身長も高くて顔もイケてる。
こんなチビと一緒にすんじゃねぇ！
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黒のコ屋(プロフ) - ぬんさん» ご感想ありがとうございます！ろ、六週目ですと！？なんと素敵なんだぬんさん！とっても嬉しいです〜！最近ｼﾘｱｽばかりでｷｭﾝｷｭﾝ要素が不足しておりますが、需要があれば番外編とかでたくさん作りたい…！引き続き頑張りますね！ありがとうございました^^ (2023年1月19日 11時) (
レス) id: ec11750d33 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん(プロフ) - 神作品をありがとうございます……(;´༎ຶٹ༎ຶ`)現在六週目です。相良くんと片桐くんにキュンキュンしながら見てます(ง ◜௰◝ )ว応援してます！！！！！ (2023年1月17日 7時) (レス) @page45 id: 06c201b8c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒のコ屋 | 作成日時：2022年11月2日 17時
