心の中に (ページ21)

今日:183 hit、昨日:308 hit、合計:183,498 hit

5-5 ページ21

・

・

康二
「A！！！ストップ！」

蓮
「、ぁ、康二くん、、
　どうしたらいいの、わかんない、」

A
「…やだ、…っ、」

Aの片方の手首は真っ赤で、

もう片方の手には

強く握りしめられたカッター、

目合わんし、どーする、

蓮もかなり焦っとるな、、

ここで俺が焦ったら危ない。

康二
「救急車よんでくれる、？
　あとはー、もう一回2人に連絡してみて、？」

蓮
「、、え、と、、救急車、、」

康二
「そう、救急車。１１９な。」

蓮
「、わかった。」

康二
「よろしくな、
　Aー、康ちゃんの目見れるー？」

A
「…、、やだ、、！…やだ、っ！
　…………、だって、…」

康二
「、だって、？」

A
「………だって、っ
　…、にぃ、……わたしなんて、
　、……いらない、、……でしょ…っ、？」

康二
「、…なんでそんな悲しいこと言うん、
　Aは大切な家族やで？
　いらないなんてそんなこと思うわけないやん、」

蓮
「康二くん、今から、救急車来る。
　で、亮くんが今帰ってきてくれるって。」

康二
「蓮、ありがとうな。
　ここにおるのきつかったらリビングに行ってええよ。」

蓮
「んーん、おれは大丈夫」

Aを支えとった肩の重みが増した。

康二
「…A？、、ん？A！！」

蓮
「…え、？A！！！おい！！」

・