いつかのあの紅白 ページ47
＊
『此の前あった気もするが…銀柱 轟焦凍だ
甘露寺蜜璃と言ったな…
お前の話は義弟…杏寿郎からよく聞いている
柱入りおめでとう…』
しのぶの隣に立つ少女 甘露寺蜜璃…
桃色と黄緑色の髪を三つ編みにした可愛らしい少女だ
「は、はい！甘露寺蜜璃です…
その、えぇっと…轟さんの話は師範からよく聞いてます
2つの呼吸から派生させた凄い人って聞きました‼
あと 紅白の髪が綺麗な美丈夫だっ…て……
きゃー！なに言ってるのかしらｯ⁉私ったら…ごめんなさいｯ‼」
(きゃー‼こんなこと言うつもりなかったのに〜ｯ‼
でも 轟さん カッコイイわ‼きゅんきゅんしちゃう‼)
『…杏寿郎…そんなこと思ってたのか……』
「兄上は美丈夫だぞ‼」
『そうなのか…杏寿郎も格好良いぞ』
「よもやｯ⁉」
「良いぞ！派手だ‼もっとやれ‼」
天元が乱入してきたがそんなこと知らない
取り敢えず話を戻そう
「あっあのｯ…！」
と 思ったら向こうから話しかけて来た
『…如何した？』
「えっいや…その……」
話を切り出して来た割にはモジモジと落ち着きがない
何か言いづらいことなのだろうか…？
言いづらいなら今じゃなくてもと言おうとしたとき
甘露寺がカッと目を見開いた
「ｯ…その紅白頭は紅白饅頭を食べ過ぎてなったんですかｯ!⁉」
ｼｰﾝ＿＿…
『？…俺は蕎麦が好きだ』
甘露寺の隣にいたしのぶが吹き出した
遠くにいる天元と実弥は大爆笑だ
義勇だって笑いを堪えて震えている
杏寿郎と小芭内も笑いを堪えきれない様子
…時透は聞いていなかったのだろう
行冥さんはいつも通り涙を流している
『甘露寺は紅白饅頭を食べて髪の色が変わったのか』
「いえ 私は桜餅です」
『そうか…似合ってるから良いんじゃないか』
「ありがとうございます！」
(やだもう きゅんきゅんしちゃう‼)
柱たちは何故かほぼ全員が笑っていた
誰かツッコんであげて下さい by.ゆぎ
一頻り笑いがおさまった頃
俺は前から彼女に聞いてみたかったことを訊いてみることにした
『杏寿郎から聞いた
将来の伴侶を探すために鬼殺隊に入隊したと…』
すると 甘露寺は気まずそうな顔をして俯いた
『まぁ…他人の入隊理由にとやかく言うつもりはないが……』
甘露寺の顔が見えるようにしゃがみ込んだ
若干涙目だが此れは俺が泣かせたことになるのだろうか
『良いんじゃないか？』
「えっ…？」
甘露寺は驚いたような顔をしていた
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ゆぎ(プロフ) - 雨色の水滴さん» ありがとうございます！頑張って考えた甲斐がありました。他の話も書いてるので是非！これからも応援よろしくお願いします!! (2021年6月9日 2時) (
レス) id: 0bf1aaca6b (このIDを非表示/違反報告)
雨色の水滴 - 轟君かっこよすぎー！！後、技名のセンスが凄いです尊敬します。（真顔） (2021年6月8日 20時) (レス) id: 5a0f0dfb22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎ(プロフ) - とこよさん» いや…ちゃんと見たらアレで良いんでした…水の呼吸の横水車的なくくりです。 (2021年4月18日 23時) (レス) id: 0bf1aaca6b (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎ(プロフ) - とこよさん» あ"！ホントだ…ありがとうございます！気づかなかった… (2021年4月18日 23時) (レス) id: 0bf1aaca6b (このIDを非表示/違反報告)
とこよ - 陸ノ舞の後にある、銀世界・告鳥って〇ノ舞とかつかないんですか？ (2021年4月18日 9時) (レス) id: 1a67d02ee8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぎ | 作成日時：2020年5月27日 14時
