帰り道 ページ44
＊引子side＊
ニュースを見ていて驚いた
"鬼殺隊"
聞き覚えのない組織
その代表者の後ろに…見間違えるはずのない 実の息子が立っていた
バッグを引っ掴み 電車を乗り継いでパーティー会場へ向かった
ちょうど"鬼殺隊"と呼ばれた人たちが出て来た所だった
そこに居るのが当たり前だと言うように その中に混じった出久を見つけた
家に連れ戻し 一方的に抜けろといった
思い返せば出久は何かを言おうとしていた気がする
もう 失いたくないという気持ちが先行して
あの子の話を聞こうとしなかった
その日から2,3日…一言も話さない日が続いた
当たり前のようのように腰に刀を携えて学校へ行く姿を見たくなかった
玄関までの見送りをしなかった
新しく開店したというスーパーに足を延ばしたのが間違いだった
帰る途中 背後から羽交い締めにされて 廃工場に連れてこられた
そこには 同じように拐われたであろう女性が沢山いて
周りを なんとも言えない禍々しい雰囲気遠まとった大勢に囲まれていた
無意識に鬼だと思った
"鬼殺隊"が戦っているという…
記憶が正しければ彼らは人を食べると
正直もうダメだと思った
そんな時だった 2人が助けに来たのは
口元に包帯をした人は大勢に怯むことなく
強行突破して来た
と同時に 見慣れた緑の髪が目の前に現れ 私たちの周りを囲んでいた者たちの首を飛ばした
あれだけ居た 鬼たちはあっという間に消えた
死体は灰になって消えていった
残ったのは血と彼らの衣服だけだった
出久はそれらに目を向けて 静かに手を合わせ 黙祷を捧げていた
隠という名の隊士たちに出久は紡柱様と呼ばれていて
随分と慕われているようだった
戦闘の後始末をする隊士 1人1人に声を掛けて労う姿を見た
他にも 糸を使って鬼を一掃するのを見た
被害者たちに声を掛けて励ます姿を見た
「出久…強かったんだね…」
どれだけの苦労があっただろうか
「慕われてるんだね…」
どれだけの出会いがあったのだろうか
「頑張って来たんだね…」
どれだけの別れがあったのだろうか
「助けてくれてありがとう…」
出久はヒーローだ
「死んだら許さないからね」
ならば私は この子の背中を押そう…
「いってらっしゃい 鬼殺隊 紡柱さん」
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スノームーン(プロフ) - 最恐ww (2020年4月15日 9時) (
レス) id: 3bc051f7ff (このIDを非表示/違反報告)
桜 - しのぶさんと出久が鬼殺隊最恐www納得してしまう。更新頑張ってください！ (2020年4月15日 7時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - お、お母さんの登場...だとッ...?! (2020年4月13日 0時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎ(プロフ) - リオナさん» 書いてる僕がダメージを食らう内容です。ヒーローたちの末路と生放送はアドリブです。だって腹立ったから… (2020年4月12日 21時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
リオナ(プロフ) - 柱達が怒るのも納得な理由ですね。共感してます。これからも頑張ってください。 (2020年4月12日 21時) (レス) id: 79eb1f2700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぎ | 作成日時：2020年4月4日 17時
