手当て ページ15
＊緑谷side＊
最悪の目覚めだ…
朝の日和は気持ち良かったのに
あんな目覚めの後の授業に集中出来るはずもなく…
「緑谷 答えてみろ」
『ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ……』
「緑谷？」
『なんか鬼強くなってるし…頬っぺた地味に痛いし…
誰だよ新しく鬼作った奴。お陰で睡眠時間がないじゃないか。
比較的平和な世界は何処行ったんだよ…
頭目特定次第殺す』
(((なんか物騒なことを言っていらっしゃる‼)))
「お前大丈夫か？」
『え？あ すみません…雫波紋突きです』
(((何が‼⁉)))
「…疲れてるなら休んで良いんだぞ？」
イライラが募り現実逃避
授業中にはこんな事が何回かあった
昼休み 教室内に人影はなく…
頬の綿紗も血を吸わなくなっていた
(…取り替えるなら今だな)
窓を開けて換気をしながら 背嚢の中から
新しい綿紗とテープを取り出した
頬の綿紗を剥ぎ 新しい綿紗を手に取る
此処で問題が発生した
(鏡ないと自分じゃ出来ない…)
ずっと血が付いた綿紗を傷に当てがうのは衛生上よろしくない
でも 自分でやるのは難しい
鏡があるであろう厠にはきっと誰かしら居る
今朝 相澤先生に聞いたが リカバリーガールは出張に出ており
帰りは明日になるそうだ
(ついてないな…)
「デクくん…？」
教室の扉から覗く顔があった
『…麗日さん？昼餉に行ったんじゃ…』
「…いや……デクくんの姿が見えんかったから」
『…そっか』
綿紗を剥いだことを後悔した
麗日さんが近づい来る
「デクくん？…頬っぺた 大丈夫なん？」
ギリギリ麗日さんには見えてないはず
『う、うん。鬼の爪が掠っただけだから…』
「…皆……昨日の事 後悔しとった…軽率やったって…」
麗日さんは 消毒液と綿紗を手に取り
僕の頬の手当てを始めた
『…そっか…痛ｯ…』
「ご ごめん！」
『ん…大丈夫』
「私 手当てとかあんまり上手くないから…」
無格好やな…と言いながら彼女は手当てを終えた。
新しく貼られた綿紗に手を触れる
其れは しのぶさんの手当てより無骨で、
其れでも一生懸命に手当てしてくれたと窺えるものだった
『…ありがとう』
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スノームーン(プロフ) - 最恐ww (2020年4月15日 9時) (
レス) id: 3bc051f7ff (このIDを非表示/違反報告)
桜 - しのぶさんと出久が鬼殺隊最恐www納得してしまう。更新頑張ってください！ (2020年4月15日 7時) (レス) id: ced64b0a1f (このIDを非表示/違反報告)
ばなな味のあくえりあす - お、お母さんの登場...だとッ...?! (2020年4月13日 0時) (レス) id: a72f134362 (このIDを非表示/違反報告)
ゆぎ(プロフ) - リオナさん» 書いてる僕がダメージを食らう内容です。ヒーローたちの末路と生放送はアドリブです。だって腹立ったから… (2020年4月12日 21時) (レス) id: e1459da1b7 (このIDを非表示/違反報告)
リオナ(プロフ) - 柱達が怒るのも納得な理由ですね。共感してます。これからも頑張ってください。 (2020年4月12日 21時) (レス) id: 79eb1f2700 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぎ | 作成日時：2020年4月4日 17時
