相変わらずの趣味の悪さ。 ページ22
・・・・・
「あれほどまでの落ち着きようったら・・・年相応じゃねェと俺は思うんだなァ。精神年齢のテストとかがあったとしたら多分30代ぐらいだろう。初めての戦闘でさえも落ち着いてたんだろ？マルコ」
「あぁ、落ち着いてたよい。
・・・考えてみればアイツ、13歳・・・」
「そうだ。ありゃあ、過去で何かないとあんなに落ちつけねェ。俺はまだAのことは全くしらねェが、これだけは分かる」
しんみりと、しかし重い口調で語る白ひげに
7人の視線は注がれた。
＿＿扉の後ろに11人。全く、趣味悪いなアイツら
そしてサッチがそうぼそっと呟いた言葉に
部屋の空気がピシッとさらに張り詰める。
＿＿大丈夫だって〜。隊長9人とナース2人だな、多分
どうやらサッチは見聞色を使っていたようだ。
他の人が盗み聞きをしているのを読み取っている。
その中に、Aはいなかったらしい。
サッチはほっと安堵のため息をついた。
「これだけって？オヤジ」
「Aは、戦闘よりも海賊よりも
もっと怖え目にあったことがある、ってことだ」
「確かに、俺たちのとこに来た時も物怖じしてなかったしな」
「覚えてるかい？すげェ堂々とした様子で
『あ、武器向けられた』って言ってたよい」
「そういやぁそうだな〜」
「懐かしいな！」
昔話に花を咲かせるおっさん共(一部青年)に
扉の向こうは無駄にやきもきしていた。
まずラクヨウが盗み聞きしようと計画をたて、それにナミュールとジョズが加入。そしてブラメンコとクリエルをラクヨウが誘い、キングデューとブレンハイムはジョズが誘って加入。アトモスとスピード・ジルはヒマだったからと加入し、フォッサはナミュールに誘われた。
プラス、ナースのウライスとイロハ。
ここまで大所帯だといくら息を殺しても
見聞色使わなくても一発で分かるだろうが
ラクヨウはそこまで考えていなかった。
「なぁ、ハルタ」
「何？マルコ。なんで小声？」
「俺、アイツらがつくづくバカだと思うよい」
「あー、僕も」
「バレないとでも思ってんのかねい。
俺ならもっとバレないように隠れるよい」
「盗み聞きはするんだね・・・」
「そりゃするよい」
小声でラクヨウをバカにするマルコだが
思わぬAの事に対する収穫に
内心かなり浮かれていた。
そして、見聞色が特に強いハルタに
そのことを見抜かれているのを彼は知らない。
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クロイルカ - え“、読めねえんだけど、、、お知らせ (2022年9月14日 20時) (
レス) @page25 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
YUI - 続きが読みたいです！！ (2017年5月3日 16時) (レス) id: ea5881d7ae (このIDを非表示/違反報告)
なな - 更新停止ですか？続き読みたいです… (2016年6月26日 21時) (レス) id: ab42f2a0a5 (このIDを非表示/違反報告)
らくがきみんと★(プロフ) - 青龍さん» コメありがとうございます！すみません、現在リアルで色々あるのと、自分が漫画を借りれていないので更新が停滞気味になってます。でもなるべく更新できるように頑張ります！ (2016年3月3日 20時) (レス) id: 99563af571 (このIDを非表示/違反報告)
青龍 - 更新しないんですか??俺、続きが読みたいです (2016年2月27日 23時) (レス) id: a2521109fd (このIDを非表示/違反報告)
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