音駒のマネは、目をつけられやすい【ハイキュー】

六日目 ページ6

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　今回は、一泊二日で長い時間一緒になるわけだから、ぜひともその二校とは仲良くなっておきたい。







　伊達工には、女子マネが一人いるらしい。昼食 づくりの時に話せたらいいと思う。しっかり体を温めてから布団に入る。安眠用のぬいぐるみを抱きながら。






　いつもより早くなった目覚まし時計の鐘を止めて、大急ぎで準備をする。決して遅れているわけじゃないけど、ゆっくりする時間が欲しいので荷物の確認を早めに終わらす。家に出るのをなるべく短い時間にしたい。テレビを見て、心を落ちつかせた。
　








　荷物をもって、靴を履く。出る前母さんに、はとこと小さい頃の友達によろしく、と頼まれた。






　電車に乗ると、時間が早いためか空いていて椅子に座ることができた。定期を握りしめ、電車に揺られる。







　改札を通り抜け、学校に向かう。すこし日が昇った気がする。体育館のほうに行くとリエーフに後ろから話しかけられた。






「おはようございます。A先輩、荷物持ちますよ。」


『おはよ。荷物は自分のだし、軽いから大丈夫だよ。朝早く来れて偉いね。』





　はい！、と元気な挨拶をしてくれた。集合場所に行くと海先輩と夜久先輩、福永がいた。さすが、と思いながら集まる。





『おはようございます。今日もよろしくお願いします。』


「おはよう。今、黒尾から連絡きて研磨連れてくるってよ。」


『なるほど。朝からお疲れですね笑』





　しばらく話しながら待っていると、どんどん選手の皆さんが集まってきた。 コーチの車が学校に入ってきたとき、研磨と黒尾先輩がやってきた。





　黒尾先輩は謝りながら小走りで来たけど、研磨は露骨に眠そうな顔をしながら歩いてくる。
父母会の方の車に、荷物を載せてアップがてら歩いていくことになっている。






　マネの私は、車に同乗して荷物おろしや、会場準備をしなければならない立場だが、選手の近くにいてほしいと言われたので、歩いていくことになった。







　父母会の方に挨拶をして学校を出た。夜久先輩の隣を歩いていく。後ろのリエーフがうるさい。

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