音駒のマネは、目をつけられやすい【ハイキュー】

十五日目 ページ15

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「っと、俺は一年の日向翔陽って言います！シャァーーっす！！」

『元気で、よく飛ぶ子だね。すごいよね、あんなに飛ぶなんてびっくりしちゃったよ。よろしくね、日向くん』


　近くに来ると、やっぱり私よりも大きくて男の子なんだなと思う。日向君は、見た目はオレンジの頭が特徴的ぐらいで普通の男の子なのに、なんだかこの子にはすごい何かがあると感じた。隣の子は、影山飛雄君というらしい。セットアップがきれいで細かく感想を言うと、顔を上げて、明るく「あざっす！！」と言ってくれた。この子もいいこみたいで烏野の印象がぐっと上がった。


　時間になったので移動する。次は、音駒。リエーフがいい子にしているか気になったけど多分大丈夫だろう。私の代わりに、夜久先輩が手を焼いてくれているはずだ。・・・それでは、夜久先輩に迷惑をかけていることには変わりないのではないか？と思ったが気にしちゃだめだと思い、考えるのをやめた。


　移動していくやいなや、リエーフが真っ先に気づいて顔をこちらに向けてきた。リエーフが、こそこそと夜久先輩と話すと、こっちを見て眉間にしわを寄せてずんずんと近寄ってきた。その様子を見て二口君は笑っていた。

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