禁恋ゲーム40 ページ40
「黙れクソチャラ男。愁、どうせ下らない女と下らない事してたんでしょー?やっぱ蓮に迎えに行ってもらう価値すらなかった。」
そして凌は可愛い顔で笑いながら、直ぐに愁に悪態をつく。
一時間ほど前…、愁は誰かから呼び出しがあったようで生徒会室を出て行った。
……まぁ、愁の遊び相手である女の一人に呼び出されたらしいんだが。
「黙れよ、女の子見たいな凌ちゃーん?」
愁は根っからの遊び人。
今日のように彼の容姿に群がる女から適当に選んで、手当たり次第に相手をしている。
そしてそんな愁を、凌が生徒会メンバー全員に話があるからと蓮に愁の呼び出しを頼んだのだ。
蓮は藍都、愁、凌の面倒を一人で見ている。
兄的な存在である。
でも四人とも二年生だが。
「二人とも落ち着けって。で?凌、結局何の用?」
「蓮の言う通りだな。用事って何だ?良いとこ邪魔されたんだからさ。クソみてぇな内容だったらぶっ飛ばす。」
そしてそんな蓮に連れられて帰って来た愁。
汗を掻いていることから全て想像出来てしまうような行為。
そんな愁は自分のソファーにドスッと座り、制服でパタパタと仰ぐ。
そして蓮も軽くため息をつきながらも目を伏せている藍都をチラリ、と見てソファーに腰掛けた。
凌も寝転がっていた体勢から起き上がり、目の前にだらしなく座っている愁を睨みながらも口を開く。
「藍都にも言ったんだけどさー、一年生の教室行かない?」
そして一瞬で凍り付く空気。
「「………は?」」
蓮と愁の声がハモった。
藍都は相変わらず無関心。
二つの痛すぎる視線を感じながらも説明を続ける。
「今年の新入生ですっごい美人すぎる子がいるんだってー?だから見てみたいなーって。」
「……そんな理由で?」、と普通なら愁も蓮もそう聞いて盛大にブチギレる事だろう。
しかし二人は反論をすることが出来ない。
なぜならその話を凌以外からも耳にしているからだ。
「……その子の話、凌も聞いたのか?」
そう蓮が凌に問いかけると、凌はこくんと頷いて。
「ここまで有名になる子、そんないないじゃん?ぜひ生徒会として見に行きたくて。」
そう言った。
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あおい...*(プロフ) - 茲さん» 分かりました♪了解ですっ! (2014年7月5日 16時) (レス) id: e162fa7fa9 (このIDを非表示/違反報告)
茲 - せんせーじゃなくて、あの例の彼氏くんとくっついて頂きたいです!!! (2014年7月1日 21時) (レス) id: 16af9eb494 (このIDを非表示/違反報告)
あおい...*(プロフ) - 楽峻さん» ありがとうございます♪誰とくっつくかはお楽しみに( *´艸`) (2014年6月12日 20時) (レス) id: e162fa7fa9 (このIDを非表示/違反報告)
楽峻 - 更新ありがとうございます(^∇^)主人公ちゃん凄いですね〜。彼氏君にすればいいのに…早く気づいて欲しいです。暑さが厳しいですが身体に気をつけて良い日をお過ごしくださいませ^ー^ゞ (2014年6月10日 0時) (携帯から) (レス) id: 833fe62d5d (このIDを非表示/違反報告)
あおい...*(プロフ) - みなさん、アンケートのご協力ありがとうございましたm(__)mこの結果を参考とさせて頂きます。しかし、まだまだアンケートは募集中です( *´艸`)他にもたくさんの人のご意見を頂けたらな、と思っています♪ (2014年6月6日 21時) (レス) id: e162fa7fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおい | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aoiaoihomu/
作成日時:2014年3月19日 0時