禁恋ゲーム[名前変換オリジナル]

禁恋ゲーム２３ ページ23

「結愛？好きだ。愛してる。」



「あたしもっ！」




「俺も好き。愛してっから。」



「あたしもっ！」




２人の男から言い寄られているあたし。




その男は……悠雅と、玲哉。




どこか分からない場所で、２人はそう言いながらにどんどんあたしを壁際に追いやる。





そんな２人は＿＿＿笑っていなかった。




「「でも結愛？ゲームには敗者が必要なんだぜ？」」





「えぇ？敗者？あなたたち２人がそうなるんでしょう？」




でもあたしはどんどん後ずさりながらも笑っている。





「それは……俺たちじゃないだろ？」


「まだ気づいていないのか？」




「「お前だよ。」」





その言葉と同時に背中に壁が付く。





「何言ってるの？あたしが負ける？ありえない。何に負けるのよ。」





「「お前は愚かだ。罰を受けるのだ。」」




２人の声がだんだんと機械音のように変わっていく。




「違うっ！あたしは正しいっ！！あたしが全てなの！！ゲームが…全てなのよっ！！」




「「その考えが間違っているのだ。」」




これ以上逃げようとしても背中は壁。




そして＿＿＿＿ふと、足元がぐらつく。





そのまま床に穴が開き……あたしはそのまま堕ちていった。

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