輝かしすぎる未来を待っていた変人は最強になった様です。[ワンピース]

050 船旅に戦いは付き物なのかな？ ページ22

海兵「海賊船を3隻、前方に確認しました！こちらに向かって来ているようです！！」

海兵の声が響いた。

目を細めてよく見れば、確かに船が確認できる。

飛沫をあげながら進んで来る船は、かなりの速さでこちらに近づいて来ている様だ。

ぐんぐん近づいてきた船はドンドンッと大砲を撃ってきた。


軍艦1隻に3隻で攻めてくるとかビビりか...(汗)

飛んできた大砲の弾をスモーカーが防ぐ。

結構やるなぁ。
何か煙みたいになってるから、能力者だったのか。


海賊達が軍艦に乗り込んできて、海兵達と戦い始めた。

海賊船3隻分ともなると、人数は相当だ。1人1人は雑魚だけど。


1人が私の背後から剣を振りかぶってきた。
神無(かんな)を素早く引き抜き止める。そのまま跳ね飛ばす。

背後から狙って来たって簡単に仕留めさせはしないよ？

ミホークと比べれば他愛も無い。斬撃が飛んでくることも無いし。


身体強化の魔法をかけて、戦いの中に飛び込んだ。
高ぶっていく高揚感に身を任せる。

この程度の相手なら、攻撃呪文を唱えることも無く終わるだろう。


ふと、たしぎちゃんに目をやると、一人の敵と攻めぎ合っていた。
敵の多い戦場では、非常に危ないこの状況。案の定、ここぞとばかりに敵が背後からたしぎちゃんを狙う。

気付いて無いっ！


私は考えるより先に、たしぎちゃんと敵との間にその身体を滑り込ませる。コイツの攻撃は止められたけど、他の敵が私を狙う。

少々無理な体制で攻撃を受け止めてしまった為に、次の攻撃を避け切ることは出来ないだろう。


た「ルカさんっ！！」

A『ﾁｯ...』

仕方無く防御呪文を唱えようとしたその時、私の視界が陰る。

理由はすぐに分かった。

ブシュッと鈍い音がして、スモーカーが膝をついた。

A『スモーカー！？』


私はスモーカーを斬った敵を叩きのめす。この剣、海楼石でできてるのかっ。


とにかく今は一刻も早くスモーカーの処置をしないといけない。
その為にはこの戦いを早く終わらせないと...

取り敢えず、軍艦の上の海賊はさっき私がほとんど殆ど倒した。

後は、海賊船に残っている敵の排除。

杖を構える。


A『幾千もの大波(サウザンディラ・ウェーブ)！！』

波は海賊船を丸呑みにし、戦いを終わらせた。

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