044 口数が少ない別れ ページ16
目が覚めると、目蓋が少し腫れぼったくて、目が開き辛かった。
辺りはもうすでに日が昇り明るい。
ミ「目が覚めたか」
オマケにミホークの膝を借りて寝てたっぽい。
A『あっ、ごめんなさい...』
何だか昨日のこともあって気まずい。
ミ「気にするな」
それは、膝を貸していたことだけの意味だろうか...？
A『...ありがとう』
少なくとも、私のありがとうは色んな意味を詰め込んだ。
何に対するありがとうかは、明確にしない。
ミホークはフッと優しく笑った。
伝わったのかな？
私の素直になれない、遠回しな一言の意味が。
A『あーあ、昨日は泣いちゃったな...』
人の前では泣かないって決めてたのに...。
理由は、人に弱みを見せたくないのと、自分が情けなく思えるから。
だから、泣く時はいつも1人だと決めてた。
ミ「泣きたければ泣けばいい。隠す事は無い。」
ミホークはこう言ってくれるけど...ね。
その後は特にミホークが過去に触れてくることもなく、他愛ない話をした。
また、この人の優しさに感謝しないと。
A『そういえば、後どれ位で島に着きそう？』
ミ「後半日もすれば着く筈だ」
A『じゃあ、後少しで一旦バイバイだね』
ミ「そうだな」
ミホークと会ってから、まだあまり時間は経ってないけど、何となく寂しい。
良いのか悪いのか、私は人に心を寄せ過ぎる癖があるようで、そのせいでいつも傷ついてきた。
このことは、お兄ちゃんとお姉ちゃんに言われてから気付いた。
今は何となく実感してる。
寂しいと思うことは、少しでもミホークに心を寄せていたんだ...。
ピ「島に降りたら、また男のフリをするのか？」
A『そうだな。出来るだけ正体は隠しときたいし...』
こうして、のんびりとした時間を過ごしていたらあっという間に島に到着した。
A『ここまで送ってくれてありがとう！』
ミ「かまわない。どうせやる事などほとんど無いんだ」
A『また会おう』
ミ「またな」
短い会話だったけど、それで充分。
けど、ちょっと名残惜しいかも...。
これ以上ミホークに迷惑を掛けるわけにもいかないから引き留めはしないけどね。
ミホークが見えなくなるまで、手を振っていた。
045 お腹って減りすぎたら気持ち悪くなるよね→←043 受け入れるという事は
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おナス(プロフ) - 侑奈さん» あ、本当だ...。ご指摘ありがとうございます！そしてすいません！その時の私はまだ無知だったために、「アマ」を「女」と書くことを知りませんでした(汗)なのでガッツリやっちゃってますね...本当にスイマセン！ (2017年9月10日 10時) (
レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
侑奈(プロフ) - 033話なんですが このクソアマって言ってます女ってバレてますよ (2017年9月9日 19時) (レス) id: 1ee08fc342 (このIDを非表示/違反報告)
おナス(プロフ) - ゆーじさん» 続編に行ってらっしゃいませ！！そしてありがとうございまっす！！続編も頑張るぞー！！ (2017年4月8日 23時) (レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーじ - おナスさん» わー！！続編今から見に行くよー！！★１０個で駆け付けるよー！！パート1お疲れ様でしためろりーん！！続編へGo！！ (2017年4月8日 23時) (レス) id: f6a5d4b00c (このIDを非表示/違反報告)
おナス(プロフ) - ゆーじさん» んー...。そうですか。どこが違うんですかねー。お役に立てず申し訳ないです！また何か困ったことがあったらその時はまた私の持てるだけの力を貸します！！ (2017年4月7日 22時) (レス) id: 14cb722bd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おナス | 作成日時：2017年2月19日 18時
