のぞみーるの恋愛事情３（青×桃） (ページ8)

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あおいろページ8

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鈴木「あーあ。やっぱりそうなんや。あんな地味な人がのぞみーるやなんてありえへんな」

緑「あ…？今、なんて言った？」

鈴木「なに？あ、もしかして神山くんって小瀧くんに惚れてた？笑だからこんなに仲良しやったん？笑」

緑「お前…！！！」

赤「神ちゃん！！！」

緑「離せ…！！」

赤「あかんって！！」

望が教室を出て行った後、凛に殴りかかろうとする神ちゃんを告白に呼び出されてたしげが慌てて止めに入る

ごめんな、しげ。お前まだ状況理解できてへんよな。

何があったってこっちを見てくるしげにこの場で説明ができへんことを申し訳なく思う

鈴木「ねぇ、流星！」

「……」

鈴木「もー、無視はやめてやー笑」

さっきまでの低い声はどうしたのか、またいつもの甘い声で俺に話しかけてくる凛

俺の腕に凛の腕が巻き付いて来て正直気分が悪い

なんでこんな酷いことを。どうしてこんな嘘を。

好きでいてくれるのは嬉しいけど、ここまではやってほしくなかった。

誰かを傷つけるようなことはしたくない。

でも誰よりも傷つけたくない人が俺にはおんねん

「…ふざけんな((ﾎﾞｿｯ」

鈴木「え？なに？今聞こえへんかった笑」

「…ふざけんな！お前のせいで！！」

鈴木「えっ…」

もう限界や。

俺は守れへんかった。大切な人を傷つけた。

そんな自分に無償に腹が立って、怒りが抑えられへん。

「くそっ…」

凛に怒りをぶつけたところで起きてしまったことは消せない

今の俺ができることはなんなのか。

そんなん一つだけや。今すぐ望のもとに…

鈴木「待って！どこ行く気なん！？」

急いで教室を出て行こうとする俺を引き止める凛

悪いけど、もう俺は優しくないから

掴まれた腕を振り払って俺は屋上へと向かう

後ろから色々聞こえてくるけど、たぶん神ちゃんとしげが止めてくれてる

ほんまに俺はええ友達を持ったわ

その恩を返すためにも、まずは大切な彼女を抱きしめてあげたい