あおいろ ページ7
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鈴木「私ね、この喫茶店大好きでよく友達と遊びに行くからカップのデザインとか、内装の感じとかですぐにわかっちゃうんよねー笑」
怪しい笑みを浮かべる凛に背筋が凍る
コイツ、望がのぞみーるやってなんとなく気付いてるはずや
それでわざとこの場で言わせようと…
そんなことさせへん。望のことは俺が守らな…!
「せやで。たまたまk…鈴木「流星は黙って!!」
桃「ビクッ…‼︎」
「は…?」
鈴木「私は小瀧くんに聞いてるの。流星は静かにして?」
もう笑うこともやめたのか、俺のことまで睨んでから望へと向き直る凛
作り笑いもせず、楽しそうだった声色も無くなり
鈴木「これさ、どう見ても2人分しかテーブルの上ないやんな?」
桃「っ……」
鈴木「まさか、小瀧くんがのぞみーるやったりして??」
桃「へっ……」
「凛…!お前、ええk…鈴木「あ…!!」
鈴木「そういえば文化祭の時、小瀧くんおらんかったよね?のぞみーるがいるって大騒ぎやったけど、なんで小瀧くんおらんかったん?」
桃「それは…」
鈴木「小瀧くんの影が薄すぎたわけやないよね?一回も見た記憶ないんやけど」
緑「その日はのんちゃんは体調が悪くて休んでただけ!なんも知らんくせに決めつけんといて!」
神ちゃんが間に入ってくれたけど、凛はそんな言葉信じてなさそう
あかん。このままやとほんまに…
鈴木「のぞみーるってこの高校の誰かって噂も流れたことあったよね?やっぱり小瀧くんがそうなんやないの?」
「凛、もうやめろ!小瀧は別に…!」
"ガタッ‼︎"
桃「ごめんっ、なさいっ…!泣」
「あ…!」
…遅かった
守るって決めてたのに。
望のことは俺が絶対にって…
やのに…
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作者名:まかろん | 作成日時:2024年1月13日 20時