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ももいろ ページ5




青「小瀧とは神ちゃんきっかけで喋るようになっただけ」

「りゅう、せいくんっ…((ボソッ」


怖くて何もできないのんの代わりに流星くんが答えてくれた


嘘やけど信じてもらえそうな返答


神ちゃんも、流星くんの答えを聞いてスッと背筋を伸ばしてる


きっと何聞かれても話を合わせられる準備をしてくれてるんや


鈴木「神山くんがきっかけ?」

緑「せやで」

鈴木「神山くんと仲良かったっけ?」

青「前に委員会で一緒やったから。そこから喋るようになった」

鈴木「ふーん…でも喋る程度でしょ?」

緑「喋る程度とか決めつけんといてくれる?流星と遊びに行ったこともあるから」

鈴木「遊びにねぇ…」

緑「委員会の時にゲームの話題で盛り上がったんよな?それで遊ぶようになったんやっけ?」

青「んえ?あ、おん。たしかそうやった気がする。あんまり詳しく覚えてへんけど笑」


2人とも、のんのために頑張ってくれてる


ほんまは委員会で喋る程度やったことも、重岡くんと付き合うようになってから流星くんと喋るようになったことも。


のんは2人のことちゃんと知ってるから


鈴木「小瀧くんと仲良くなったのはなんで?」

青「なんでって、そんなん…」

鈴木「言えへんの?」

緑「さっきも言ったけど俺がきっかけ。俺とのんちゃんが遊んでた日に流星から連絡があって、のんちゃんがいいよって言ってくれたから3人で遊んだ」

鈴木「そこから流星と小瀧くんは2人だけでも遊ぶようになったんやね?」

青「ああ。意外と喋りやすかったから仲良くなっただけ」


冷静に答えてるように見えるけど、スマホを握る手はギュッと強く握られててほんまは焦ってることが伝わってくる


ごめんなさい…


のんが流星くんの彼女やなかったら…


女の子で、胸張って彼女って言える存在やったら…


こんな大変なことに流星くんを巻き込まなくて済んだのに

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作者名:まかろん | 作成日時:2024年1月13日 20時

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