ももいろ ページ25
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"ガチャッ"
「ただいまー」
桃姉「のんー！おかえりー！」
家に帰るとすぐに抱きついてくる姉ちゃん
その手にはのんの手作りチョコレートが
桃姉「今年ものんからもらっちゃった！」
嬉しそうな姉ちゃん見て泣きそうになる
流星くんも、こんな風に喜んでくれたかな…なんて。
はぁ…のんがもっと自分に自信持てたらよかってんけど…
"ピンポーン"
桃姉「こんな時間に誰やろ？」
のんから離れてインターフォンを確認しに行く姉ちゃん
その姿を見届けて手を洗いに行くと、なんだか楽しそうな声が聞こえてくる
姉ちゃんの友達かな？いや、彼氏かも。
そんなことを考えながら制服に手をかけた時
桃姉「のん！のん！！流星くん来たで！！」
「え？」
桃姉「だから！流星くん！！のんに会いに来たって！ほんまラブラブなんやからー笑」
なんで流星くんが…？
まだ部活の時間のはずやのにどうして？
みんなに関係がバレても見られるのが恥ずかしいから部活を待つ日は今まで通り
今日は�陲舛磴鵑�鍵当番やなかったから神ちゃんと途中まで帰ってきてんけど…
桃姉「のん、行かへんの？」
「あ、今行く！」
心配そうに見つめてる姉ちゃんに笑顔で応えて玄関へと向かう
扉を開ければそこには学ラン姿の流星くんが。
青「急に来てごめん」
「部活は？」
青「休んだ」
サボりってこと？流星くんが珍しい。
そんなことを思っていると、流星くんは苦い顔して
青「どうしても気になることがあってん。この嫉妬…っていうんかな？どうにかせなあかんと思って」
嫉妬…？
どうして流星くんが嫉妬するん？
お昼休みまではそんな雰囲気なかったし、その後も流星くんが嫉妬するようなことは何も
今日はのんが嫉妬する日やないの…？
青「俺、見てもうてん。望が神ちゃんにチョコ渡してるところ」
「へ…」
青「あれ、手作りやんな？ずるいなって。わがままやけど、俺も手作りが欲しかった。神ちゃんの方が特別みたいで…」
申し訳なさそうに話す流星くん
まさか、見られてたなんて。
しかも、それで嫉妬したから部活休んでまでのんに会いに来てくれたん？
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作者名：まかろん
| 作成日時：2024年1月13日 20時
