ももいろ ページ3
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未だに鈴木さんは流星くんの彼女やと嘘をついてる
流星くんには任せてって言われたけど、やっぱり不安でついつい監視しちゃう
でも最近は横目で隣の2人を気にしながら神ちゃんと喋るのも少しだけ慣れてきた
やって、のんが不安になった分だけ流星くんは安心できる言葉をかけてくれるから
放課後には必ず会いに来てくれるし、のんをギュッと抱きしめて"愛してる"って言ってくれる
のんは流星くんの言葉を信じて待つことが彼女として出来ること
「２つとも神ちゃんが食べたん？」
緑「もちろん！あ、そういえばのんちゃんも行ってたやんな？あそこめっちゃ気になってるお店やねん！」
「ほんま？ちょうど神ちゃんにオススメしようと思ってたところ！」
今日も神ちゃんとお喋りしながら教室でお弁当を食べる
この前、流星くんと行ってきた喫茶店に美味しいパフェがあって
神ちゃんが好きそうやなって思ってたそのお店の話題に。
「ほら！これとか神ちゃん好きそうやない？」
緑「うわ！めっちゃ美味そう！」
「あとね、こんなのもあったんやけど…」
神ちゃんのために撮っておいた写真を見せながら2人で話していた時
"ガタッ"
隣から大きな音が聞こえてパッと振り向くと
青「返せって！」
鈴木「ええやん！私は流星の彼女なんやから笑」
青「お前…！」
流星くんの向かい側に座ってた鈴木さんが何かを手に逃げていく
なにあれ。何を持ってるんやろ。
のんの知ってる穏やかな流星くんやない
怒ってる様子の流星くんに鈴木さんは何をしたんやと気になる
鈴木「あ…！ちょっと！！」
青「はぁ…ほんま、なにすんねん」
あ…奪い取れたみたい
流星くん、本気で焦ってたけど…
緑「うわ。ありえへん」
「え？」
緑「スマホ」
神ちゃんの指差す方向には流星くんが。
スマホ…
え…！スマホ！？
流星くんの手に握られてるのは流星くんのスマホ
もしかして、鈴木さんは流星くんのスマホを奪ったん！？
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作者名：まかろん
| 作成日時：2024年1月13日 20時
