♭ 15 _ ページ15
.
友「 へぇ 、 おめでとうだね ! 」
女「 でしょ ? だからお祝いしてあげたくって 」
友「 あれ 、 あんた好きなんやったっけ ? 」
女「 あたしも好きだけど 、 友達がね 云っといてって 」
そんな会話がぼんやり耳に入ってきて 。
紫耀が 、 ドラマ決まったって何 。
あたし聞いてない … 。
そのことに吃驚しつつ 、
女の子の顔を見てみると
紫耀のことを語るその子の顔はとてもきらきらしていて 。
… こんな身近に居たんだ 、
紫耀のファンの子 。
笑顔を向けてる 、 1人 。
友「 あ 、 そうだ 。 A ? 」
「 え 、 あ うん ? 」
友「 A確か平野くんと仲良かったよね ? 」
「 … どうなんだろう 、 」
友「 え ? 」
思わず 、 本音をぽつりもらしてしまって
慌てて訂正 。
“な、仲良くないよ”なんて首を振った 。
“そっかー”なんて云いながら 、
2人でどこかへ行ってしまった 。
紫耀が 、 どんどん有名になってく 。
家に帰ったら もしかしたら
紫耀は居ないかもしれない 。
どこで収録とか 、 するのかな 。
此処 ?
… なわけないよね 、 うん 。
また東京行っちゃうのかな … 。
ドラマだったらきっと
かなり滞在して … 。
「 ほんと 、 どうしたんだろあたし 」
情緒不安定すぎて 。
こんなの 誰かに知れ渡ったら
痛い子だって思われる 。
いや 、 自分でも思ってる 。
痛すぎだ 、 自分 。
早く諦めなきゃないと …
なんて思ったとき
ポケットに入っていた携帯がメッセージを知らせた 。
「 … 紫耀 ? 」
『 A聞いて 〜 、 あのな 俺ドラマ決まった ! 』
視界がどんどんぼやけた 。
… 耐えなきゃ 、
ここで泣いたらあたしきっと
諦められなくなっちゃう 。
『 それでな 、 また東京行くんやって ! 』
… 我慢 、 しなくちゃいけないのに 。
『 俺 、 もっと有名なれるかなぁ ? 』
やだ 、 行かないで 。
.
823人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みっか - すごい感動しました。 号泣なうですW 続編も見させていただきます。 (2014年8月20日 14時) (レス) id: 77d0db455a (このIDを非表示/違反報告)
ジャニっ子 - めっちゃヤバいです!告白したときとか、泣いちゃいましたもん。もう、最高過ぎました。続編も、読ませていただきます。 (2014年3月28日 13時) (レス) id: ad2362da38 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 〆. 平野りら。さん» あ、そうなんですか!なんかすみません!!私、消えちゃう前にフォローさせていただきました(*^^*)ほんと、消させるようなコメントしてごめんなさい(>_<)りらさんの小説大好きです!!! (2014年3月8日 9時) (レス) id: d644931272 (このIDを非表示/違反報告)
〆. 平野りら。(プロフ) - 蒼空さん» 大丈夫ですよ 〜 ! 多分禁止されてるんですよね 、 はい 。 でも私載せちゃってますが w 違反なのでそろそろ消そうと思ってます っ 。 (2014年3月7日 23時) (レス) id: feb3ae6ef6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼空(プロフ) - 突然すみません。私の作品にTwitterのIDを載せていると、違反なので消してくれとコメントがありました。読ませていただいている作者さんの中で、平野りらさんなら聞けると思いまして…突然すみません。 (2014年3月6日 23時) (レス) id: d644931272 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:平野りら 〆. | 作成日時:2013年11月15日 22時