◎ 画面越し片想い _ ** Hirano.Ｓ ：）完結 !

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連日のお仕事で 、
御疲れ気味な紫耀は

“今日は平野学校休みます 〜”なんて
スｳｪｯﾄ姿で云ってきたので



いつもと変わらず1人で学校へ 。




… いや 、 紫耀が学校来たとしても
もう一緒にはいけないんだけど 。







友「 あ 、 Aおはよーう ! 」



「 あ 、 おはよ 」



友「 ん ? 何それ 、 かわい − 」






教室の扉付近で喋っていた女の子に
話しかけられ 、

首元を凝視される 。



… あぁ 、 もしかして 。





“これ？”と云ってあたしが手に取ったのは

紫耀がくれた可愛いネｯｸﾚｽだ 。






友「 そう ! いつもしてたっけ ? 」



「 、 ううん 。 昨日貰ったの 」



友「 へぇ 〜 、 誰から ? 」



「 えっと … 」






紫耀の名前を出すことを躊躇った 。


出しちゃいけないよね 、 うん
誤解されちゃうかもしれない 。



それに … 出したくない 。





語尾を濁らせたあたしをみつめた友達は 、
思いついたように笑って 。






友「 あ ! ‥ 彼氏さんかぁ 〜 ? 」



「 へ 」



友「 A可愛いもんねぇ 、 彼氏ぐらいいるよね ! 」






友達の言葉に動揺して
頬っぺが紅く染まってしまった 。


その反応を見て更ににやにやする友達 。



“違う !”って否定してみたけれど 、

誤解を解くのにはもう遅くて 。





紫耀が彼氏 。


そうなってくれたらどれだけ嬉しいんだろう 。




あたしだって成りたいもん 、
紫耀の特別な人に 。


あの笑顔をあたしだけに向けてくれたら 。






そんな友達の元へ 、 1人の女の子がやってきた 。






女「 平野くんまだ来てないの ? 」



友「 うーん … 昨日名古屋に居たって目撃情報あったんでしょ ? 」



女「 だから 、 帰ってきてると思ったんだけどな … 」






そのやり取りに 、 少し吃驚してしまう 。



情報は直ぐ回る物で 、
紫耀がこっちにいるなんて分かっちゃってるんだ 。






友「 それにしても 、 どうしたん ? 」



女「 あー 、 平野くんドﾗﾏ決まったからさ 」








… え 。








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