検索窓
今日:35 hit、昨日:67 hit、合計:73,788 hit

網走 ページ2

.



-網走-



小樽を出発してから半年程が経っただろうか
苦楽を共にしてきた仲間とついに目標地点である網走までやってきた



『ここが網走ですか...』



ついに来てしまった...
ここまで来たらもう後には引けない


ここへ来て真実を知るのがとても怖くなってしまった


アシㇼパもきっと同じ気持ちなのだろう
網走へ近づくにつれ浮かない日が多かったから...


のっぺら坊は本当にウイルクなのか
ウイルクはのっぺら坊ではないのか


インカㇻマッさんは
のっぺら坊はウイルクではないと言っていたけど...


本当に確かめないとわからない...



杉元「イナンクルさん大丈夫?」


『はい、大丈夫ですよ。』


アシㇼパ「もうすぐ網走のコタンへつく」


アシㇼパ「ついたらゆっくり休むといい。」


『...そうさせてもらいますね。』



これが最初で最後の試練
私は真実を確かめるためにここまで来たんだ


小樽を出た時と比べればかなり成長した
この旅が私自身を変え、目標まで与えてくれた


でも...
本当にこれで良いのだろうか...









真実を確かめたら...









私は...









.









-網走近郊のコタン-



アシㇼパ「コタンの滞在許可が取れた。」


アシㇼパ「杉元、早速食料を採りに行こう。」


杉元「そうだね。」



アシㇼパは13番目のフチの妹に会うと
すぐにコタンの滞在許可を取ってくれた


網走近郊のコタンがしばらくの間
私たちの拠点となる


そしてアシㇼパ杉元さんを連れて食料を取りに出かけた



『どうぞ、チセの中で休んで下さい。』


谷垣「イナンクル、お前は休まなくても良いのか。」


『はい、少し周辺をお散歩してきますね。』



少しだけ1人になりたかったので
コタンの周辺をお散歩することにした









コタンの周辺を歩いていると、袋のに入っているたくさんのひえ(ピヤパ)あわ(ムンチロ)が軒先に置いてあった


もう秋になってしまった
秋は実りの季節だから穀物がたくさん採れる


穀物の実っている空には雁を見ることができる
小さい頃にアシㇼパと一緒に追いかけたっけ...





.

思い出→←設定



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (176 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
445人がお気に入り
設定タグ:ゴールデンカムイ , アニメ , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:檜枝 | 作成日時:2020年7月12日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。