【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの肆 (ページ18)

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ラッコ鍋ページ18

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白石「イナンクルちゃんの髪の毛綺麗だね。」

杉元「確かに。」

『そうですか?』

白石「ん～鉢巻取っても可愛いね～」

『ありがとうございます。』

面と向かって〝可愛い〟と言われると
慣れていないのでどうしても照れてしまう...

谷垣「な...なあお前ら...腹減ってないか?」

杉元「どうしたんだよ、いきなり...」

谷垣「さっき浜辺でお爺さんからラッコをもらったんだ。」

杉白「「ラッコ!?」」

谷垣ニㇱパはエカシからいただいたというラッコを私たちに見せた

白石「腹減ってたんだ!!早速食べようぜ!!」

白石「イナンクルちゃん作って～?」

『はい、お任せ下さい!!』

私は谷垣ニㇱパからラッコを受け取り
早速調理に取りかかる

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そして...

『できました、ラッコ肉しか入っていませんが美味しいと思いますよ。』

私はグツグツと煮えたぎる鍋のフタをあけた

ムワッ...

フタをあけた途端
ムワッと香るラッコ独特のニオイがした

白石「谷垣が爺さんにもらったラッコの肉...」

白石「独特なニオイがするな...」

白石「本当に食べられるものなの?ラッコって...」

『はい、食べられるという話は聞きますが...』

杉元「なんか...変だ...」

突然、杉元さんが体調不良を訴えた

杉元(どう見てもシライシが...色っぽい...)

谷垣「杉元大丈夫か?」

パァン!!パァン!!

谷垣「おっとぉ...またボタンが...」

すると杉元さんを気遣った谷垣ニㇱパのボタンが弾け飛ぶ

白石(このマタギ...スケベすぎる...!!)

尾形「頭が...クラクラする...」

白石「大丈夫か尾形ッ!!」

杉元「横になれッ!!今すぐにッ!!」

さらに尾形さんまで体調不良を訴えた
まだ鍋すら食べていないのに...!!

谷垣「胸元を開けて楽にした方がいい!!」

白石「下も脱がせろ!!いや...全部だ、全部脱がせろ!!」

皆は尾形さんの服を脱がせていく

『ちょ...ちょっと待ってください!!』

『頭痛なら私、薬持っていますからッ!!』

『だから脱がせないでください!!』

私が皆を止めると
皆はいっせいに私の方を振り返った

杉元「イナンクルさん...」

『はい。』

白石「ダメだ...イナンクルちゃんが色っぽくて...』

白石「もう...」

『えっ!?』

谷垣「シライシ...耐えろ、耐えるんだ...!!」

『だ...大丈夫ですか...?』

杉元「ごめん...イナンクルさん...」

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