【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの肆 (ページ16)

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オンネシペシペッキページ16

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白石「ハマナスって食べられるの?」

『はい、真っ赤な実はそのまま食べる事ができますよ。』

インカㇻマッ「私たちは煮込んで魚の油につけて食べたりしますね。」

『ハマナスはこの夏の時期をハマナスを採る月(マゥタチュㇷ゚)と呼ぶくらい重要な食料です。』

インカㇻマッ「とても栄養があるので乾燥させ冬の保存食にします。」

私とインカㇻマッさんは杉元さんと白石さん谷垣ニㇱパに赤く実ったハマナスを手渡した

谷垣「...すっぱい」

白石「すっぱい!!」

杉元「すっぱいけどうまい...!!」

皆はお腹を満たすようにハマナスを食べるが...

白石「ハマナスだけじゃお腹が満たないなぁ...」

白石「ハマナスじゃないものが食べたい。」

『では、もう少し辺を散策してみますか?』

杉元「そうしようか。」

私と杉元さんと白石さんは
谷垣ニㇱパとインカㇻマッさんとチカパシと別れて浜辺を散策しに行く

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『あ、向こうに尾形さんがいますよ。』

浜辺を歩いていると
双眼鏡を覗いている尾形さんを見つけた

杉元「チッ...尾形かよ、食べ物じゃねえのか...」

白石「尾形ちゃ～ん!!何見てるの～??」

尾形「...」

尾形さんは白石さんを無視した

杉元「こんな奴放っておいて食べる物探しに行こうぜ。」

『尾形さんも一緒にお散歩しませんか?』

杉元「いいよ誘わなくて。」

白石「杉元冷たいなぁ...イナンクルちゃんが誘ったんだぜ?」

白石さんがそう言うと杉元さんは黙ってしまった
そんな杉元さんに...

ピトッ

杉元「わッ!!」

杉元「やだぁ～バッタきらーい!!」ﾋﾟﾝｯ

何処かから飛んできたバッタが着物にくっついた
杉元さんはバッタをすぐに指で弾き飛ばす

白石「不死身のくせに。」

『オンネシペシペッキですね。』

杉元「トノサマバッタの事?」

『はい、いったいどこからやってきたのでしょうね...』

尾形「ん...?」

尾形「まずいぞこれは...」

杉白「「え?」」

ブーン

ブブブブブッ!!

杉元「ぎぇえええッ!!」

白石「ぎゃあああッ!!」

『きゃあああッ!!』

突然空一面を黒く埋め尽くすバッタの大群が私たちを襲ってきた
四方八方をバッタに多い尽くされていて逃げ場がない

杉元「いっぱい飛んでくるッ!!気持ち悪ぃ!!」

白石「イタタッ!!」

杉元「こいつら服かじるぞ!!」

『うわあああッ!!』

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