【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの肆 (ページ13)

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ヤキモチページ13

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私は杉元さんと尾形さんが口喧嘩をしている間をすり抜けて、アシㇼパの元へ行った

『アシㇼパ...』

アシㇼパ「イナンクルは危機感が無さすぎる。」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

やっぱりアシㇼパは怒っている
頬を膨らましている姿は可愛らしいのだけど...

白石「イナンクルちゃん!!」

すると白石さんが私を手招く

『どうしました?』

白石「アシㇼパちゃんはイナンクルちゃんに甘えたいだけだから。」

白石「杉元と尾形ちゃんにヤキモチ妬いてるだけだから大丈夫だよ。」

白石さんは私にコッソリ
アシㇼパの怒っている原因を教えてくれた

アシㇼパが私に甘えたい...
アシㇼパがヤキモチを妬いてる...

『ほ...本当ですか?』

そんな...
これほどまでに嬉しい事なんて...

『アシㇼパ!!』

ギュッ

アシㇼパ「わっ!!急に何だ!?」

『もう...いつでも甘えてくれても良いのですよ?』

アシㇼパ「...」

アシㇼパ「......本当か?」

『はい!!』

アシㇼパ「じゃあ今日は...一緒に寝よう...!!」

『はい、一緒に寝ましょうね!!』

アシㇼパは私をギュッと抱きしめ返した

白石(仲直り...)ﾎｯ

『では一緒に食事を作りましょう!!』

アシㇼパ「ああ!!」

もうすっかり元気になったアシㇼパ
さっきまでの落ち込んでいたアシㇼパはもういないみたい

杉元「あ、アシㇼパさんが元気になってる。」

いつの間にか杉元さんと尾形さんの喧嘩は終わっていたみたいで、元気になったアシㇼパを見て杉元さんが声をかけた

アシㇼパ「元はと言えば杉元と尾形のせいだからな...」ﾎﾞｿｯ

杉元「え～尾形は分かるけど俺まで...?」

尾形「チッ...」

杉元さんと尾形さんはまた喧嘩しそうな雰囲気だけど、私はアシㇼパと仲良く食事を作る

杉元「海亀って本当に食べれるんだね。」

『シサㇺはアトゥイコㇿエカシは食べないのですか?』

谷垣「そもそも海亀を食べる風習がない。」

杉元「どうやって料理するの?」

『甲羅は細かく刻んで、お肉や内蔵と一緒に煮込みます。』

『お汁の味付けとして海水を水で薄めて昆布や干し魚で出汁を取ります。』

アシㇼパ「砂浜で採ったオカヒジキも汁物に入れよう。」

海で採れたモノをオハウにふんだんに入れ...

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