【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの肆 (ページ12)

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やっぱり飛び跳ねましょう!! ページ12

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『あれ...』

結局、飛び跳ねたのは私だけで
尾形さんは飛び跳ねなかった

『尾形さんも一緒にするのですよ?』

尾形「...」

『いきますよ?』

私は再び〝せーの〟と言って飛び跳ねた

『きゃあッ!?』

すると尾形さんは飛び跳ねた私を抱き抱えた
体勢のせいで抱きついていないと落ちてしまう...

尾形「随分と大胆だな。」

『や...ぁ...下ろしてください...!!』

腕が...限界...

尾形「白石もしてただろ。」

『そ...そうですけどッ!!』

『尾形さんは...急...ですから......ッ』

私がそう言うと尾形さんは砂浜に下ろしてくれた

『ふぅ...』

本当に急だったから...
ビックリした...

尾形「ほら。」

『え...?』

ホッとしていたら
尾形さんは手を広げて待っていた

尾形「急じゃなければ良いんだろ?」

『ですが...』

尾形「来い。」

私は手を広げる尾形さんの元へ行く
すると尾形さんは私を優しく抱き上げた

尾形「どうだ?」

『す...すごいです...』

私は背が低いから
高い位置から見る景色はとても

『綺麗...』

尾形「そうか。」

『尾形さんにも見せたいです!!』

尾形「俺を持ち上げられるのか?」

そんなの...

『やってみないとわかりませんよッ!!』

尾形さんは私を砂浜に下ろした
私は尾形さんを持ち上げようとグッと腰に手を回す

『う...ぐ...ぅ!!』

尾形「持ち上がってないぞ。」

『ん"ん"ん"ッ!!』

私がどんなに頑張っても
尾形さんを持ち上げる事はできなかった

『ごめんなさい...調子に乗りました...』

尾形「行くぞ。」

『はい...』

私と尾形さんは大叔母のチセへ向かう

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-大叔母のチセ-

『ただいま戻りました。』

アシㇼパ「イナンクル遅いぞ!!」

だいぶ遅れて帰ってきた私にアシㇼパはご立腹だった
どうやってアシㇼパの機嫌を直そう...

杉元「イナンクルさん大丈夫!?」

杉元「遅かったけど何かあったのか!?」

杉元「もしかして尾形に何かされたのか!?」

遅れて戻ってきた私を心配したのか
杉元さんは私に質問攻めだ

『大丈夫ですよ。』

杉元「そうか...良かった...」

杉元さんは安心したのか私をギュッと抱きしめた

『杉元さん...すみません心配させてしまって...』

杉元「おい尾形...イナンクルさんに何もしてないよな...」

尾形「お前は俺を何だと思ってんだ杉元...」

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