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潜入前の準備 ページ45

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チラッ...



鈴川ニㇱパは第七師団に潜入する準備をしていた
私はどのように潜入するのかとても気になったので、鈴川ニㇱパをじっと見ていると



鈴川「何か用かな?」



声をかけられてしまった
邪魔をしようと思ったわけではないのですが...



『どのように潜入するのか興味がありまして。』


鈴川「どのように潜入するも何も...」


鈴川「その人になるしかない。」



鈴川ニㇱパはその人になりきるのではなく
その人にならなくてはいけないと私に話してくれた



『身を隠したいのならまずは周囲に溶け込む必要があると言いますよね。』


鈴川「そうだ、だからその人になるためにその人自身になる必要がある。」


鈴川「わかってるじゃないか、お嬢さん。」



これも全て父の受け売りだ


私の父はいろいろな人に追われていたから
生き残るために教えてもらった



『これは...お金ですか?』


鈴川「偽札だよ、これを使うんだ。」



そっか...あくまで潜入だから
深く内部に潜り込んで信頼を得る必要は無いんだ


問題なのは内部ではなく
上辺だけで信頼を得られるかどうかだ



『すみません、準備をしている所をお邪魔してしまい...』


鈴川「良いんだ、お嬢さんは賢い子だな。」



私は鈴川ニㇱパの邪魔をすると悪いので一礼をしてその場を去った









私は鈴川ニㇱパの元を離れ
馬をお世話しているキロランケニㇱパの元へ行った



『キロランケニㇱパ!!』


キロランケ「イナンクルか、ちょっとそこに置いてある水を持ってきてくれ。」


『わかりました。』



私はバケツに入った水を
キロランケニㇱパの所に持って行った



キロランケ「ありがとう。」



キロランケニㇱパは私の持ってきたバケツのお水を馬に飲ませた
馬は美味しそうにお水を飲んでいる



『喉が乾いてたのですね。』



私は馬の頭を優しく撫でる


すると...



尾形「おい、杉元が呼んでるぞ。」



尾形さんが杉元さんが私を呼んでいると教えてくれた



『杉元さんが?』


尾形「鈴川の所にいる。」



鈴川ニㇱパの所?


さっきまでずっと居たけど...
後から来たのかな...?



『伝えてくださってありがとうございます。』



私は再び鈴川ニㇱパの所へ戻った









尾形「...」ニヤッ


キロランケ(何か企んでるのか...?)









一方その頃...



杉元「おいジイさん、金髪のアイヌの女の子を見なかったか?」


鈴川「その子ならさっきまでいたよ。」


杉元「おかしいな...」





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設定タグ:ゴールデンカムイ , アニメ , 愛され   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:檜枝 | 作成日時:2020年3月23日 7時

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