旭川 ページ44
.
-翌日-
私たちは旭川第七師団本部に潜入するために
バレないように顔を隠して旭川の師団通りを徘徊する
杉元「ずいぶんと栄えているな。」
杉元「港町でもない北海道のど真ん中なのに...」
昔から海辺や河辺など、水のある場所が栄えてきた
旭川は内陸だけど栄えているのは札幌と旭川を結ぶ川上道路があるからだと土方ニㇱパに教えてもらった
アシㇼパ「ここも変わった建物が多いな。」
『日本の建物もあれば西洋の建物まで...』
私は懐かしい建物や見たことの無い骨董品を眺める
アシㇼパ「あ、あそこにイナンクルの好きな金平糖が売ってるぞ。」
アシㇼパが指を指す方を見ると
私の大好きな金平糖を売っているお店があった
白石さんからもらった金平糖はもう無くなってしまったから...
もう一度だけでも...
アシㇼパ「イナンクル、買わなくていいのか?」
『え...買っても良いのですか?』
アシㇼパ「遠慮はしなくて良いんだぞ?」
私は金平糖を売っているお店に行き
金平糖をたくさん買った
白石さんを連れ戻したらみんなで食べるんだ!!
.
-旭川のコタン-
私たちは師団通りからアイヌコタンへ戻った
杉元「問題はこの広大な第七師団の敷地のどこに白石がいるのか...」
キロランケニㇱパが大きな旭川第七師団本部の敷地内の地図を広げるも...
杉元「監獄じゃないから敷地内に入るのは容易だろうが...」
杉元「建物を一軒一軒探し回るなんて出来るわけがねぇ...」
広大な敷地内に何棟もの建物が密集していて
とてもじゃないけど一軒一軒探し回るなんてできない
杉元「連中のほうから白石を差し出させるんだ。」
キロランケ「白石を連行した連中の肩章は番号が��27�瓩世辰�...」
キロランケ「旭川に4つある歩兵聯隊のひとつ...」
キロランケ「歩兵第27聯隊、ここが27聯隊の兵舎だ。」
キロランケニㇱパが地図上の建物を指さした
ここに白石さんが...
尾形「ちょっと待て、27聯隊?」
杉元「どうした尾形。」
尾形「いや、お前らアホか。」
尾形さんは自分の肩章を私たちにみせた
尾形さんの肩章には27という文字が刻まれている
杉元「あっ!!そうだったっけ...」
杉元「ってことは鶴見中尉も同じ聯隊か...」
尾形「白石は27聯隊が密かに確保している可能性が高い。」
尾形「なぜなら聯隊長は鶴見中尉の息がかかった淀川中佐だ。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 225人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ゴールデンカムイ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月23日 7時
