土方歳三 ページ4
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??「贋物か本物か...」
??「この忘れ物がどっちなのか...」
??「判別する方法を探さねば。」
すると人間の剥製がある部屋に
素敵なニㇱパが猫を抱えながら入ってきた
ニㇱパの手には変わった入れ墨の服が...
杉元「ジイさんあんた、見覚えがあるような...」
杉元「どこかで会ったかな?」
白石「いや!!会ったことがあるわけねぇ!!」
白石「こいつは土方歳三だぞ!?」
ヒジカタトシゾウ...?
チンポ先生が美味しいオソマを奢ってくれた際に話題になった札幌ビールを作った人と戦ったっていう...
土方「久しぶりだな?白石由竹。」
土方「お友達を紹介してくれるのか?」
お友達...?
杉元「ひょっとしてキロランケの村に来たってのはこのジイさんか?」
キロランケ「...そうだ。」
キロランケニㇱパのコタンに来たって...
杉元「アンタに会ったら聞きたいことがあった。」
杉元「のっぺら坊は土方歳三だけに伝えた情報があるはずだ。」
杉元「アンタをある程度信用しているのか...」
杉元「大きな目的が一致しているのか...」
杉元「アイヌに武器を持たせて独立戦争を持ちかけられたか?」
杉元「のっぺら坊は本当にアイヌかな?」
のっぺら坊が本当にアイヌなのか...
もしかしたらそうかもしれない
私はのっぺら坊がアイヌでないと思いたい
だってウイルクは...ウイルクは...
土方「ほお...そこまで辿り着いてたか。」
杉元「のっぺら坊も出し抜こうって魂胆かい?」
杉元「アイヌの埋蔵金でもう一度蝦夷共和国でも作るのか?土方歳三さん。」
アシㇼパ「私の父はッ...!!」『彼はッ...!!』
土方「手を組むか、その場で殺し合うか...」
土方「選べ。」
土方ニㇱパは
私とアシㇼパの言葉を遮るようにそう言った
ギュルルルル
??「刺青人皮を持っているなら我々が買い取ろう。」
??「一緒に国を憂いてくれとは言わん。」
白石(永倉新八まで...!!)
永倉「刺青を売ったカネで故郷に帰り、嫁さんでももらって静かに暮らせる道もあるが...」
永倉「若いもんにはつまらん道に聞こえるかね...」
確かに刺青人皮をニㇱパたちに売れば
金塊程ではないけれど高値で買い取ってくれるだろう
売ったお金で故郷へ帰り
何不自由無く幸せに暮らせるかもしれない
でも...
杉元さんは違うんだ...
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作者名：檜枝 | 作成日時：2020年3月23日 7時
