【ゴールデンカムイ】旅路の果てに見たもの壱 (ページ3)

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聞きたい事ページ3

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『狭いお家ですが、好きな所に座って下さい。』

杉元「お邪魔します。」

杉元ニㇱパは私のチセの中を興味深そうに見ている

杉元「たくさん草が吊るしてあるね。」

アシㇼパ「イナンクルは薬草を飲みやすいように薬にして売っているんだ。」

杉元「へぇ～すごいね、イナンクルさん。」

『ありがとうございます。』

大した代物ではないけれど
褒められると嬉しい...

『それで...今日はどうしたのですか?』

アシㇼパ「私たちはイナンクルに聞きたいことがあって来たんだ。」

『聞きたい事ですか?』

私に聞きたい事なんて...

アシㇼパ「イナンクルはよく町に出向いているな?」

『はい。』

アシㇼパ「そこで金塊(・・)の話を耳にした事はあるか?」

『金塊...?』

そういえば最近...
小樽へ薬を届けてくれと電報をもらって急遽小樽へ向かったら...

『軍人さんから〝アイヌの埋蔵金について知っているか〟と聞かれました。』

『あと〝変わった入れ墨の入った人を見ていないか〟と聞かれれました。』

なぜ軍人さんにアイヌ埋蔵金と
変わった入れ墨の入った人を一緒に聞かれたのか...

『もしかしてその入れ墨の入った人はアイヌの埋蔵金となにか関係があるのですか...?』

杉元(やっぱり...!!)

私がそう言うと杉元ニㇱパは驚いた顔をした
杉元ニㇱパはアイヌの埋蔵金と変わった入れ墨の人を探しているのだろうか...

杉元「イナンクルさん。」

『はい。』

杉元「俺たちは今、その入れ墨の人間とアイヌの埋蔵金を探しているんだ。」

そうなると...

『その手がかりを求めて私の所に来たのですね?』

アシㇼパ「そうだ。」

アシㇼパは何か手がかりはないかと聞いてきた

アイヌの埋蔵金について興味があったわけではないけれど、埋蔵金の話や金塊の噂は何度か聞いた事がある...

けれど...

『ごめんなさい...』

『アイヌの埋蔵金については詳しくは分かりません。」

『変わった入れ墨の人の事は何ひとつ知りません...』

アイヌの埋蔵金はともかく
変わった入れ墨の人がいるという事は本当に初耳だった

杉元「埋蔵金の事で少しでも知ってる事があれば教えて欲しいんだ。」

杉元「些細な事でも、他の人から聞いた話でも噂でも...」

埋蔵金について...

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