第30話 善人 ページ7
雪が止まっていても他の生徒は待ってくれない
立ち尽くす彼女を脇目に通り抜けて行く生徒達との差を感じて掌を握りしめる
そんな心情など知るはずもない生徒達は轟によって凍らされた0ポイント敵へ向かう
何人もの生徒が駆け抜けようとしたその時、氷塊が崩れた
寒空の色のような塊は、生徒の頭部を目掛け落下する
誰かの悲鳴が聞こえた
その声の持ち主は、改善の術を持たないのだろうか
動けない者が見えた
その人は、もう助かることを諦めてしまったのだろうか
印を結ぶ
手から溢れ出した美しい炎はやがて矢のように形を変え氷塊を襲う
聞こえるはずもない弦音がなる
だが、その炎の熱はロボットを固定していた氷まで溶かしてしまった
巨大な鉄の塊がかたむく
その先には、倒れ伏している一人の生徒がいた
雪は走りだした、入試の時のように
恐ろしい速さで影が濃くなり始めている場所に辿り着くと、その細い腕からは想像できない力で生徒を投げ飛ばした
先程まで己が居た場所に転がる生徒を見て、息を吐いた直後
雪の頭上に鉄の塊が降る
やはり、神切雪は
第31話 題名考えるの飽きましたﾄﾞﾔ→←閑話という名の昔話
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ROCK Down LOVE(プロフ) - 箱さん» 素敵だなんて！！ありがとうございます！今月の22日辺りに再開する予定なので気長にお待ちください！ (2022年12月8日 19時) (
レス) id: 5591b512d9 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます (2022年12月7日 18時) (レス) id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rock down Love | 作成日時：2022年10月3日 17時
