宿儺の力を持った少女のヒーローアカデミア〜体育祭・職場体験編〜

Prolog　とある敵達の畏怖 ページ1

「だめだ、あいつは人間じゃない」

「すぐ殺すべきだ！今度こそ殺される！！」

「よがっだぁ…！し、死んじまうのがどぉぉ！」

「…ぁは、ははははははは」


塚内は困惑していた

先日のUSJ襲撃事件の火災ゾーンで捕まえた敵達

彼らは冷たい牢獄の中で呪詛を吐いていた

人間ではないと言う者

殺すべきだと言う者

生きていることへ感謝を述べる者

話にならない者


三者三様ではあるが、全員がある生徒を恐れていた

その生徒こそ神切 雪である

襲撃の際、新たな個性を発現した以外は特筆することは無い、どこにでもいる生徒


…本当に？

敵達の今の状況は明かに どこにでもいる生徒 へ向けるモノではない

他のゾーンの敵達より負傷者も少ない

負傷していたとしても軽度の火傷のみである

何故、敵達はこうも彼女を恐れているのか

いずれにせよ、塚内がソレを知るにはまだ早い



深紅の四つ目はいつでもヒーロー社会を見ている

第26話　雄英と体育祭→

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