【鬼灯の冷徹】金魚草が少女になりました

お手伝い ページ3

「鬼灯様、鬼灯様、なにかお手伝いできることはありますか？」

「閻魔大王の見張りだけで十分に働いてますよ」



それは数時間前の事。
なにかお手伝いをしたい。との希望で考えた鬼灯は閻魔大王の監視を任せた。

「閻魔様こんにちは！監視役の金魚草です！！」

「ほ、鬼灯くん？このお嬢さんは？」

「今言ったでしょう。監視です」

「いやいやその後だって！金魚草…って。あ、アイドルの子かな？」

「あいどる？金魚草です」

さも当然のように言う自称金魚草少女に戸惑う閻魔。
「さぁ、とっとと仕事してください」と自分の仕事に取り掛かる鬼灯。

「えっと…きみ名前は？」

「金魚草です」

「ねぇ、鬼灯君。この子の名前教えてよー」

ふう、と息を吐いて「金魚草」とつぶやいた鬼灯。

「本当にそうなの！？君の新開発！？」

「いいから働け！！！」

「ぎゃーーー！」



それから昼休憩になり、冒頭に戻る。

「私…役に立ってますか？」

「はい。いつもなら４時間かかる仕事が３時間で終わりました」
狐うどんをすすりながら答える鬼灯。

「この子の視線凄いんだもん」
今日は親子丼を持って鬼灯の前の席にきた閻魔。

「閻魔様はやればできる子だって二子ちゃんが言ってました！その通りですね！」

「ええ、ただやらずにサボって私に仕事が回ってくるだけです」
ギロリと閻魔を睨む鬼灯。

なんとも居たたまれない閻魔であった。

名前→←おぎゃああああああ

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