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♡.* Takumi
「お邪魔します」
前に来た時みたいにベッドを背もたれにして座るAちゃん。……スーツケースそのままや。荷解きせずに急いで行ったんバレたかな。
「なんか飲む？」
「や、……大丈夫です。」
「ほんま？」
「はい。」
「…………緊張してる？」
「してます！！！！」
「うわ！声デカ！」
明らかに顔が強ばってて、目も合わへん。ちょっと寂しいけど、……渡してまうか。早く反応見たいし。
「Aちゃんにお土産」
「え！？」
「はい、これ」
「っうわぁ！ブーケ！かわいいです！！」
ありがとうございます！ってドライフラワーの花弁をつんつんするAちゃん。やっと笑顔になった。よかった。
「……LINEでも言ったけど、ごめんな。全然連絡返せんくて。」
「…………いえ。仕方ないことなので気にしてません」
…………いやまぁ、しゃーないことはそうやねんけど。
「寂しかった？」
「………………全然」
「…………ほんま？」
「はい」
「ほんまに？」
「……はい、」
どんどん下を向き始めるAちゃん。
「え？どしたん」
「…………。」
「Aちゃん？」
「……………………ううぅ……っ」
「え！？！？」
しとしと涙を流して、「たくみさぁん」ってブーケを抱きしめる。
それ拓実さんちゃうけど。
「Aちゃん、」
「うぅ」
「来る？」
「ぇ」
Aちゃんの前に座って腕を広げてみる。
「おいで」
「っ！」
恥ずかしいから嫌って言うかと思ったのに、素直に飛び込んできて俺の背中に腕回してギューって抱きしめられる。うわ、まじか……。想定外。
「……たくみさん」
「おー、寂しかったなぁ」
俺の顔の横にあった後頭部を撫でてあげると、Aちゃんが俺の目の前に顔を移動させた。
「………拓実さんもぎゅってしてください」
「………………、」
「だめですか？」
…………ちょっと待って。
「ねぇ、拓実さん」
「待って、」
「いやです！2週間待ちました」
あかん、涙目でそれはまじであかん。
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ゆか(プロフ) - あたし瑠姫くん推しやけど読みながら拓実くんの行動や仕草にめっちゃドキドキしちゃいました(/ω＼)♡完結まで頑張ってください☆ (5月23日 22時) (
レス) @page33 id: 4e419ef1ed (このIDを非表示/違反報告)
あやちょる(プロフ) - かわいいです！好きすぎます！一気に読んでしまいました‼︎続き楽しみにしてます♪ (5月22日 23時) (レス) @page33 id: 62396e4383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：食べたい | 作成日時：2023年5月15日 21時
