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「はいどうぞ」
大平「はいどうぞ！？」
見つめあったままくすくす笑うAになんか悔しくなって、俺もAのほっぺたを触ってみる。そのまま親指で撫でると、今度はAが目を逸らす。えー？それあり？
大平「…逸らした」
「…………恥ずかしい」
大平「……うん、おれも」
「いったん離れる…？」
大平「ううん」
「………、」
大平「ふふ、」
Aの頭をぽんぽんしてから少し距離をとって、しっかりAの顔を見てみた。改めて見ると、………うん、可愛い。
……そういえば、昔は俺と一緒におることが多かったのに今はそうでもないっていうか、みんなと仲良くて、ちょっと寂しいんやで俺。………ええことやねんけどな。
「あ！！祥生くん」
大平「なに？」
「わたしも写真撮っていい？」
大平「…？」
「祥生くんの」
大平「なんでぇ」
「記念に！わたしひとりのは撮ってくれたけど、祥生くんの撮れてなかったから……もう暗くて見にくいけど、撮らせて」
大平「そうやっけ、ありがとう」
「うん、祥生くんはお花が本当に似合うから……」
それからしばらく撮影会。
Aが撮ってくれた俺の写真は、自分でもわかるくらい幸せな顔してた。こんなに顔に出るんや、
大平「……楽しいな」
「ふふ、ちょっと寒いけどね」
大平「帰る？」
「……うーん、……もうちょっと」
大平「うん」
「ここで野宿する？」
大平「俺は帰るで」
「つめた！！」
大平「んふ、うそうそ。Aが一番大事やのにそんなんする訳ないや〜ん」
「一番大事？」
大平「うん、俺の宝物」
「ええぇ……………」
大平「引いてるやん」
ケラケラ笑ってるAにじゃれつくみたいに抱きついてバレへんように頭にキスした。
こうやってAとふたりで出かけると、好きやなぁって気持ちが増すし、出会えてよかったって改めて思う。こんな子、今後もう出会えんと思うし……今一緒におれることに感謝。
いや、重いな俺……。
「で、まだ言ってくれないの？」
大平「ん？」
「目を見て」
大平「あぁ、」
今度は逸らさんといてな。
大平「愛してるよ」
「…………」
大平「ぐわぁああ………！」
「言ってる本人が照れてるじゃん！！」
大平「Aも顔赤いし！！」
「不意打ちだもん！思ってたのと違うもん！！」
大平「わあああ！」
「はあぁ！」
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食べたい(プロフ) - 甘宮さん» コメントありがとうございます！（т-т）マジで情弱すぎて何も分かってなかったです笑 やってみます！感謝ですううう泣 これからもよろしくお願いします((*_ _) (2023年4月13日 12時) (
レス) id: 4dbc5a4353 (このIDを非表示/違反報告)
甘宮(プロフ) - いつも拝読させて頂いてます、続編おめでとうございます！この小説が生きる活力になってるので、これからもずっと応援し続けます！(余計なお世話かもしれませんが、続編へのリンクという所に続編のURLを入力するとお気に入り登録が引き継がれますよ！) (2023年4月13日 7時) (レス) @page1 id: 7aa9b04f20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：食べたい | 作成日時：2023年4月12日 19時
