王の虎 (ページ6)

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金の髪、白く立派な髭ページ6

ある日、ロジャー海賊団にとって、大きな分岐点となる出来事が起こる。

ロ｢もう終わりか。

ったく、俺たちとやり合うってんなら、ガープでも引きずって来やがれってんだ。｣

『あのじじいなら喜んで来ると思うけれど．．．』

レ｢じじい．．．｣

ロ｢わはは、それもそうか！
にしてもA！！もうすっかり変身しないでの戦闘もお手の物だな。流石俺の仲間だ！！｣

レ｢そうだな。すっかり見劣りしなくなった。｣

『えへへ、ありがとう！！』

ス｢シャンクスもバギーも悔しがってこっそり鍛錬してたよ。負けてられるかって。｣

シ｢なんで言っちゃうのスペンサーさん！？｣

ス｢はははw
Aだけ見習い卒業してて悔しかったんだよね？｣

シ｢うっ．．．｣

バ｢あー！！｣

『？』

島にある高台で、海の方を双眼鏡で見ていたバギーが、突如声を上げる。

バ｢船長！ロジャー船長！！

島の反対側に、"白ひげ" の船だ！！｣

ロ｢おぉ！でかした、バギー！！｣

バ｢おう！！！｣

レ｢今一戦やったばかりだぞ、ロジャー。｣

ロ｢白ひげか〜、久しぶりだな。｣

レ｢はぁ、やるのか．．．｣

『．．．白ひげ。』

ス｢あ、Aは初対面か。｣

『手配書は見たことあるよ。』

ス｢だろうね。
たまーに会うと、三日三晩やり合うんだ。この前の時は寝込んでたもんね、Aは。｣

『楽しみ〜！』

レ｢無理はするなよ？
くれぐれも死なないように。死なせはせんがな。｣

『うん！！！』

そうこう話しているうちに、白ひげ海賊団が島に上陸する。

レ｢鳥が騒ぎだしたな。上陸したか。｣

ロ｢よ〜〜し…！！

いっちょやるか！生きててこその "殺し合い" ！！

俺ももう寿命(おわり)が近い！！

お前と会うのも最後になるかもしれないからな、"白ひげ"！！！｣

ここ数年の間に、ロジャーは不治の病を患った。

その症状を、痛みを和らげるべく、新たな船医･クロッカスが仲間に加わっていた。

『．．．』

ロ｢A！｣

『ん？』

ロ｢ "好きにやれ" ｣(ﾆﾔｯ

『！！
あいあい、船長！！！』

我先にと突っ込んできた、

最近噂になっているという "侍" をいとも簡単に返り討ちにしてすぐ、

とてつもない覇気と共に、ロジャーと白ひげがぶつかった。