王の虎 (ページ11)

今日:12 hit、昨日:10 hit、合計:9,102 hit

新しい仲間ページ11

Aがオーロ･ジャクソン号に戻ると、

クルーがありったけの宝と食糧を船から下ろしていた。

『え、何、どういうこと．．．？』

レ｢あぁ、戻ったか、A．．．｣

『レイリーさん。これは．．．』

レ｢ロジャーがやりやがった。｣

『え、ロジャー船長？』

ス｢あの人、白ひげに頭下げてたよ。｣

『え？？？』

ユ｢何でも、白ひげのとこの侍を貸してもらうらしい。｣

『おでんを．．．？』

ロ｢あいつ、ポーネグリフを読めるらしくてな。｣

『ロジャー船長！
さっきの地や海が傾いたのは、白ひげさんがやったの？』

ロ｢う、そうだな。
短い間にはなるが、仲良くしろよ。一家で来るからな！｣

レ｢一家で．．．｣

気の滅入るレイリーと、

一家で来ると聞いて少しテンションが上がるA。

シ｢嬉しそうだな、A。｣

『とても可愛い子たちなんだ！！』

バ｢ほぉ〜ん？そいつは楽しみだ！！｣

少しすると、おでんが一家で船にやって来る。

ロジャーと仲睦まじく話すおでんと、気に食わない一定数のクルー。

桃｢びゃっこさま！！｣

『よく来たね、モモの助。』

ト｢これからしばらく、お世話になります。｣

『トキ！日和も！
．．．あれ、モモの助、私のことなんて呼んだ？』

シ｢白虎様、だな。｣

『どうして．．．』

桃｢ははうえが、あなたはびゃっこさまなのだといっていた！｣

『なるほどね。ま、いっか。』

出航前、食糧だけは突き返され、盛大に見送られた。

イ｢おでんさまー！！皆様もどうかお気をつけて！！！｣

お｢おう！白吉っちゃんを頼んだぞ、イゾウ！！｣

イ｢はい！！
白虎のお嬢、光月家の方々を頼んだぞ！！！｣

『！？
この手の届くうちだけなら！！！』

イ｢あぁ！頼んだ！！｣

マ｢いつか土産話を聞きに行くよーい！！｣

お｢おう！元気でなー！！｣

白ひげだけは、不機嫌そうにそっぽを向いていたが。

ロ｢赤ん坊なんて久しぶりだな！モモの助に日和か！！｣

レ｢昔を思い出すな。｣

ト｢(昔を．．．？)｣

ｸﾙｰ｢ロジャー船長！密航者だ！！！｣

『え！？』

お｢イヌアラシ、ネコマムシ！なぜここに！！？｣

ネ｢わしらァおでん様見ゆうがが1番楽しいぜよ！！｣

これからまた騒がしくなりそうだと、レイリーは息をついた。