14-■Cannot escape ページ14
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「＿＿くん、Aくん、朝っスよ！ 起きて下さい！」
誰かの揺さぶりと容赦ない揺さぶりに目をこじ開ける。
まだ覚醒しない頭でぼんやりとそれを眺めている内に、徐々に視界がはっきりしてくる。
「…ん、ラギー…がいる……？」
「はいはい、ラギーが居るっスよ！ これからマジフトの朝練っスから顔洗って着替えて下さいね！」
「朝練…？」
「オレはレオナさん起こしに行ったら朝飯作んなきゃなんないんで、先行っとくっスよ！」
ビシッとラギーが指差して部屋を出ていく。
ぼーっと考えながら部屋を見渡して、漸く自分がディアソムニアに居ない事を確認して飛び上がった。
「か、帰らないと…！ でも朝練があるって言ってたよね」
何も言わずに帰るのもどうかと思って、ラギーが貸してくれた寝巻きを脱ぎ去る。
案の定下のスウェットは寝てる間に脱げていたようで、膝下までズボンが下がっていた。
……パンツ、見られてないよね？
ボクサーじゃないからもし見られてたら即バレ案件だけど。
「…まぁラギーだから大丈夫か！」
あの人ある意味お母さんだし。
さっき起こしてくれた時も変わった様子は無かったから多分ばれてない。
今日の分の上の服だけ用意してくれてるラギーに感謝しながら、昨日着てた自分の服の隙間に隠したブラジャーを手に取る。
ぎゅうう、と胸を内側に寄せながらホックを止める。
膨らんでいた胸はほとんど皆無に等しくなる。
相変わらずサムさんのショップで買ったブラジャーは良い仕事するなー、なんてぺたぺたと自分の胸を触って確認していた所だった。
＿＿ふと視線を感じて、部屋の扉に目をやった。
「……うわぁああ！！？」
「朝からキャンキャン喚くな」
扉にもたれるように右半身の体重を預けて腕を組みながらじっと私の事を見ていた人物がいた。
あまりの衝撃に体が跳ね上がって後ろへと仰反る。
「い、いつから…！」
「お前が抜いで
「私が起きる時からじゃないですか！！」
ニヤニヤと笑って近づいてくる彼＿キングスカラー先輩。
慌てて適当に服を手に取って上半身を隠す。
バレた。やばい。食われる。どうしよう。
だらだらと冷や汗が背中を伝ってくる。
目の前のレオナ先輩が近づく度に警戒で後退りしていたのだが。
「わっ…！？」
シーツに膝裏をぶつけてかくん、とベッドに仰向けで倒れ込んでしまった。
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15-■Help, sir!→←13-■Sleep well
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小豆 -azuki- - とっても面白かったです！レオナさん大好きなので、二次創作でも本人らしい言動で書いてくださっていて読みやすかったです！私はゲームはこのお話のところまで行けていないので、ストーリーを早く進めたくなりました！面白い楽しいお話をありがとうございます！ (2021年1月11日 2時) (
レス) id: a6a087e4cf (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - あやかさん» あやか様、最後までご愛読ありがとうございました！この作品は残念ながらここまでです！後のお話は読者様のお好きな様に想像を膨らませて頂けると嬉しいです…！ウワァなんて嬉しいお言葉…身に染みます。ありがとうございます…！ (2020年11月29日 9時) (レス) id: 77433e9bba (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - すごく面白かったです！！キュンキュンしましたー！続編なんてない…かなぁ…なんて。もう本当に、終わってしまうのが勿体ないくらいです！！もっと見たかったー！ (2020年11月28日 0時) (レス) id: 674992aea4 (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - ま。さん» コメントありがとうございます！その一言、心に染み入ります！感想聞かせて下さり感謝いたします！ありがとうございます(^^) (2020年10月26日 11時) (レス) id: 77433e9bba (このIDを非表示/違反報告)
ま。 - 面白かったです！ (2020年10月25日 22時) (レス) id: cd9d134222 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2020年6月30日 22時
