12-□Stay night ページ12
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＿そして寮生どもはあっさり監督生に負けやがった。
……ちったぁ俺の面子考えろよ。俺の顔に泥を塗りやがって。
「約束は約束なんだゾ！ 3日間寝泊まりさせろッ！」
「チッ…。少しでも騒がしくしたら即座に外に放り出す。分かったな」
「は、はい！」
「ホッ……。とりあえず野宿は免れたんだゾ」
着々と準備は進められ、ラギーはジャックに布団を持ってくるよう命令する。
「雑用が減るっスね」とお決まりの声を殺した笑いを隠していた。
「……オラ、草食動物ども、ついて来い。
ちんたらすんな」
「……あ、あのう……何か知りませんけど、私はそろそろ帰りますね」
「…！」
「あ、Aくん。そういや巻き込んじゃったっスね」
ミネットの声が聞こえて我に返る。
部下どもがあっさり負けるのを見てこいつの存在を忘れていた。
そろそろと帰ろうと背中を向けるそいつの腕を、俺は気付けば掴んでいた。
「……っえ、な、何ですかキングスカラー先輩？」
「まあ待てよ。お前もついでだ、泊まってけ」
「はい！？ 私は帰る寮があるし何より帰らないと寮長がなんて言うか…！」
「もうこんな時間だ、どうせ今帰っても朝帰っても同じ事だろ？」
「そ、それは……」
どうしてもまだミネットをあのトカゲ野郎の元に返したくねえ。
こいつがここに一晩泊まる様に頭を使って言葉巧みに誘導する自分の姿がひどく滑稽だ。
「で、でもさっき空き部屋は掃除してないって言ったじゃないですか。それに先輩の部屋もユウ君達が入るんですし…」
「お前はラギーの部屋で寝ろ」
「はい！？」
今度は他人事の顔してたラギーと、ミネットが同じ顔をした。
俺の世話をサボろうって魂胆を持ったお前が悪い。
それにラギーならミネットの扱いだって分かんだろ。
「レオナさんも無茶言うっスね〜……」
「ら、ラギー……良いの？」
「……ハァ。あの人が言うのは絶対なんで。大丈夫っス。オレの部屋は他より広いんで」
「ラギー、分かってんだろうな」
「ハイハイ、オレがソファで寝ますよーっと」
ミネットを部屋に案内するラギーを引っ張って、耳元で牽制する。
……まあ、ラギーなら万が一があっても平気だろ。
気付いてるのは、俺とラギーだけだからな。
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小豆 -azuki- - とっても面白かったです！レオナさん大好きなので、二次創作でも本人らしい言動で書いてくださっていて読みやすかったです！私はゲームはこのお話のところまで行けていないので、ストーリーを早く進めたくなりました！面白い楽しいお話をありがとうございます！ (2021年1月11日 2時) (
レス) id: a6a087e4cf (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - あやかさん» あやか様、最後までご愛読ありがとうございました！この作品は残念ながらここまでです！後のお話は読者様のお好きな様に想像を膨らませて頂けると嬉しいです…！ウワァなんて嬉しいお言葉…身に染みます。ありがとうございます…！ (2020年11月29日 9時) (レス) id: 77433e9bba (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - すごく面白かったです！！キュンキュンしましたー！続編なんてない…かなぁ…なんて。もう本当に、終わってしまうのが勿体ないくらいです！！もっと見たかったー！ (2020年11月28日 0時) (レス) id: 674992aea4 (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - ま。さん» コメントありがとうございます！その一言、心に染み入ります！感想聞かせて下さり感謝いたします！ありがとうございます(^^) (2020年10月26日 11時) (レス) id: 77433e9bba (このIDを非表示/違反報告)
ま。 - 面白かったです！ (2020年10月25日 22時) (レス) id: cd9d134222 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2020年6月30日 22時
