普通の中学生が怪盗などに色々と狙われています。 (ページ9)

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3.探偵は相棒だが、怪盗は共犯者ページ9

やぁ。
　あれから一週間と1日立った。先日あんなことがあったが、一週間立っても疲れは取れない。
　あの子…まだ名前はきまっ…聞いていないから「あの子」と言わざるを得ない状況ができている。

　ちなみに今は自分の家だ。親は今仕事中だ。
　監&禁されていたのは何と一週間も立っていたようだ。その間親たちは自分たちだけで探していたらしい。
　すぐに警察に通報した方が良かったのに。

　今は土曜日だから学校は休みだ。昨日まで色んな人に心配されていた。
　もう普通じゃないのか。と思うようになった。
　ちなみに、あの自分を捉えていた彼女は何もしてきていない。あの子が見張って、又は捕まえているのか？

　場面がコロコロ変わっていくように感じるのは自分の会話スキルがないだけだ。
　変わった理由はお客さんが来たからだ。インターホンのチャイムが鳴ってね。
　「はーい。今行きまーす。」
　そんなことを言っても待ってくれるはずだけどな。
　「はいいらっしゃい。」
　「お邪魔しまーす。」
　そして例のあの子がやってきた。
　ちなみに、どっかの展開のようにしつこくきてない。平日に来るとか迷惑気まわりないからな。
　そしてその子をリビングにあがらせ、お茶でも出そうと思ってキッチンに行った。
　ちなみに自分の家はカウンターみたいなキッチンだ。これが普通かはしらないが。
　するとその子がこっちを向いて、
　「お返事きかせてもらうね。」
　「嫌だ。」
　即刻断った。
　理由を教える事でなく、お返事の内容についてだ。
　その内容は、
　『相棒になってよ。』
　まったく。この世の中の犯.罪者は仲間を探しすぎだろ。
　もうその子も銃を持っているし。(ちなみに自分も銃が欲しいと思っている。モデルガンだけど。)

　「えー…」
　……かわいい。
　可愛げな顔で困り顔をしている。普通の人ならすぐに考えを改めて承認しそうだが、もう自分は普通じゃないし。
　「相棒になってよー」
　「わかった。」
　その子が駄々っ子らしくするからつい承認してしまった。まだ普通らしい。

　するとデジャヴを感じながら眠たくなった。
　「親には伝えているからねー」
─もう嫌な予感しかしない。

　「おはよー」
　この声を聞くと自分で身びっくりな身の起こし方で起きた。びっくりだ。
　「いきなりで申し訳ないけどこれを握ってこの布につけてボタンを押して。」
　言われたままやると、びりっとして、

　「おめでとう。これで君は共犯者だよ。」
　