普通の中学生が怪盗などに色々と狙われています。

1.普通はおしまい？_2 ページ4

おはようございます。Aです。柔らかいベッドにいます。隣に彼女がいます。かわいいです。
　寝顔を見ているだけだけど、表情が蕩(とろ)けます。

　3分ぐらい経つと、彼女が起きました。
　「おはよう…」
　そんな言葉が聞けるなんて夢にも思っていませんでした…

　「…ここから逃げたいと思ってる？」
　急にどうしたんでしょうか？こんなにかわいい彼女が急におかしくなったのでしょうか？
　「いや？こんなにかわいい彼女がいるのに逃げるなんて。…どうしたの？」
　「…いや？何でもないよ？(やっと成功した…)」
　「ん？どうしたの？」
　「いやいや？何でもないよ？」

　今日は木曜日。何日かは知らないけど彼女が教えてくれただけ。
　学校はないのか？と心配になって聞いてみると、『今学校は休みだよ？覚えてないの？』とか言われてしまったから再度聞くつもりも無くなった。
　さらに今自分は彼女の家にお留守番をしている。鍵がひとつしかないから待ってて欲しいことだった。
　つまりは、彼女は外出しているのだ。
　こっそーり抜け出すつもりもない。困るのは彼女だし、自分には「約束を守る」「過去はあまり振り返らない」をモットーにしている。約束は提出物に関しては意味がないが。

　しばらくすると、インターホンが鳴った。
　彼女は鍵を持って行ったから、友達とか配達員なのかな。何も知らされていないけど。
　友達ならば、彼女ができた事を教えますか。誰にでも教えていなかっただろうし。
　そう思いながら玄関まで行き、ドアノブを握ろうとすると…

　自分の体が痺れたように感じた。いや、痺れている。
　そんな事を思っていたからなのか、人こんな事を思うようになってしまった。

　この小説はラブコメではないはずだ。

　そしてねむっ…眠りました。

　おはようございますぅ。頭がクラクラしていますぅ…お腹が減ってますぅ…腕が注射されたように痛いですぅ…手足が紐によって結ばれているように感じますぅ…すぅ…すぅ…す…っ…………

　━━「罫線」を思い出したようにはっきり意識が覚醒した。(ように感じた。)」

　真っ直ぐ前を見ると、かの…いや、あの時の人がいる。銃口を向けたかわいい人だ。
　「どうして逃げようとしたの？」
　何故だか頭が急に冷静になる。どこかのラノベで見た「恐怖を感じると冷静になる」人みたいに。

　雄一考えれたのは、あの時のようにフリをする事

　何で覚えている？

一章あとがき→←1.普通はおしまい？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す