Pasque flower

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- mizuki side -






俺が6歳 、Aが4歳の時 。
両親が事故で死んだ 。



Aは朝も夜もずーっと泣き続けていた。
だから 、俺がちゃんとAのこと守らなきゃって思った。




親戚の家に置いてもらっていた時 、
俺もAも人見知りが激しくて大人が嫌い 。
笑顔も滅多に見せないし 、黙ってばかり 。
親戚はそんな俺達が嫌いだった




そんなある日 、アイツらから言われたんだ。




［ あのね 、ほんとはあんた達邪魔なの。 愛想もないし 、お金ばっかとっていって 。 親戚が私らしか居ないから仕方なく置いてあげてるの 。お手伝いぐらいしたらどうなの？ そんなことも出来ないなんてあんた達の親はどんな教育してきたんだろうか 。ほんと嫌になるわ 〜 。 ］





俺は 、その時誓った 。
早くおっきくなって こんな家出て 、Aと2人で暮らす。
Aは俺が幸せにする 、と 。




そんなに簡単でもなく、まだまだ子供の俺らは色んな事があったけど 、なんとか暮らせていけるようになった。





でも 、コンビニだけじゃお金が足りず 、夜の店に手を出してしまった。






俺は入ってすぐ 、と言っても過言ではないぐらい売り上げを伸ばし 、俺のためにお金を使ってくれる人が増えた。



そんな時 、ある1人の令嬢が



《 ねぇ 、 この後暇でしょ ？ 私とイイコト 、し
ない ..？ 》





『 は ... ？ 』





《 いいでしょ？1回だけー ♡♡ 》




その時 、俺は断れなかった 。
これで断ればお客が来なくなる 、そうなればAに迷惑をかける 、そう思ったから 。







それから何度も何度も色んな客を抱いてきた 。
いつからかそれが日常に一体化してしまっていた。
ストレスの発散口として女を抱いては金を貰ってさようなら 。







そんな日々を繰り返し 、毎日を過ごした 。









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