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No.35 ページ37

それから、普通に。






ごく普通に暮らしてた。





優斗と毎日登校して、帰りも優斗と帰って。





たまに寄り道して。





休みの日は、お互いの家でゲームしたり話したり。









そんなある日。






優斗が休んでいたから、1人で家まで帰る。







優斗がいないだけでこんなにもつまらないんだ。







そう感じた。









家に帰ったら、







お客さんが……







って言っても、見慣れた靴が並んでるから誰だかわかる。








靴を脱ぎ、リビングへ。






彩華ママ「あ、彩華。おかえり。」






優斗ママ「おかえりなさい。」






優斗「…………」






貴「ふふ、ただいま!」





優斗ママ「あ、あのね、彩華ちゃんにお話があるの。」





貴「??なんですか?」








優斗ママ「あ、あのね……………………。」








貴「…………え……?」







衝撃的な言葉が……






優斗ママ「あ、あのね、引っ越しするの。」








優斗が引っ越し……?





え、じゃあ、会えなくなるじゃん。







貴「……どこに引っ越すの?」








優斗ママ「北海道にね、行くの……」








貴「……そっか、」







彩華ママ「あ、でも、またすぐに会えるし!大丈夫よ!ね?彩華?」







貴「だね……。」









貴「着替えてくる。」






彩華ママ「あ、彩華!!」






お母さんの声なんて聞こえない。







優斗に会えないじゃん……





毎朝、優斗と学校まで歩いてる時間が大好きだったのに……。






いやだよ……。









それから、1週間後。









優斗が引っ越していった。








私は……







部屋に閉じこもったまま、見送りなんてしなかった。








優斗…………。









私よりいい人を見つけてね。









大好きでした。







掠れるように呟いた言葉は部屋に響き、散った。

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苺美瑠狂(プロフ) - 佐藤みじゅき*°☆さん» 上手く出来なかったんですけど、そう言ってもらえて嬉しいです!!はい!頑張ります! (2018年2月6日 20時) (レス) id: 20821acb6f (このIDを非表示/違反報告)
佐藤みじゅき*°☆(プロフ) - 龍我くんとの甘々ありがとうございました!すごくドキドキしました…wこれからも頑張ってください! (2018年2月6日 20時) (レス) id: b5e698b76f (このIDを非表示/違反報告)
佐藤みじゅき*°☆(プロフ) - 苺美瑠狂さん» はい!いつまでも待ちます〜w よろしくお願いします!! (2018年1月31日 20時) (レス) id: b5e698b76f (このIDを非表示/違反報告)
苺美瑠狂(プロフ) - 佐藤みじゅき*°☆さん» リクありがとうございます!!良いですね〜!!遅くなるかもしれませんが気長にお待ちください! (2018年1月31日 16時) (レス) id: 20821acb6f (このIDを非表示/違反報告)
苺美瑠狂(プロフ) - ゆきさん» いえいえ!!自分では納得いってないんですが、良かったですかね?また、挑戦してみたいと思います!笑 (2018年1月31日 16時) (レス) id: 20821acb6f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みくちゃ。 | 作成日時:2018年1月10日 23時

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