王様ゲーム -INFINITE- (ページ7)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:47,397 hit

game_7 ページ7

-ウヒョンside-

SJ「・・A、そうなの？」

うるうると潤んだ目で追い打ちをかけるソンジョン

「いや、なんていうか・・ま、そうですけど」

SJ「えー！ズルいよ、Aだけ！」

「ズルいって言われても、私はファンミに乱入するわけにもいきませんし・・」

あーもう、まったく・・

Aって何でこんなに上手く罠にはまるわけ？

びっくりするくらい予定通り

お陰でもう本当に逃がせなくなっちゃったよ

WH「じゃあ、リハーサルしよっか」

「・・・はい？」

WH「王様ゲームのリハーサル。今からAも一緒に皆でやろーよ」

SK「それ、いいじゃん！ソンジョンの不安も取れるだろうし！」

SJ「僕、やりたい」

MS「ソンジョンやるなら、僕もやる」

HY「ドンウヒョンは？」

DW「やるやる！」

HY「じゃあ、俺も」

SY「もちろん俺もやるー！」

皆ってば、こういう時は名演技なんだよなー

まー何ていうか、こういうとこが俺ららしいんだろうけど

SK「・・で、Aは？」

WH「Aも・・もちろんやるでしょ？」

「え！私ですか？しませんしません！」

SY「何で？Aもやろーよ！」

「いえいえ！私は見守る立場で十分です！」

DW「えー？やらないの？」

「私、こういうのは見てる方が好きなんで」

SY「そんなのつまんないじゃーん」

「本番だって私はいませんよ？」

SY「そりゃそーだけど・・」

・・ま、Aが拒否するのは想定内

でも、そのための切り札ならちゃんとある

WH「A、王様ゲーム、やるでしょ？」

「だから、やりませんって！」

WH「A？」

「やりません！」

WH「あれ？」

「・・何ですか？」

WH「まさか忘れたの？」

「はい？忘れたのって、何のはな・・し・・」

語尾が遅くなるのと同時にAの目が見開かれていく

やっと思い出したか

"俺の案をあげる代わりに、一つ言うことを聞く"って約束

WH「王様ゲーム、やるよね？」

「ウヒョンさん、ちょっと二人でお話が・・」

WH「やるよね？」

「あ、あの・・」

WH「やるよね？」

「・・・」

ムッと口を噤んだAは何かを訴えるように俺を見つめる

そんなAに口パクで返す

『ストライキするよ？』

すると、Aは顔を思いっきり顰めてから

「・・します、王様ゲーム・・」

消えそうな声で確かにそう言った

.