王様ゲーム -INFINITE- (ページ6)

今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:47,403 hit

game_6 ページ6

-Aside-

いつもとは違う雰囲気に戸惑っていた私

「ふーっ・・」

とりあえず落ち着くために深呼吸していたら

SK「俺らってさ、王様ゲームすんの？」

突然ソンギュさんから投げられた爆弾

「えっ！ちょっ、何で知ってるんですか！」

さっきまで怯えてたハズなのに、私が発した声は結構な大声だった

SK「何でって・・」

WH「あれ？話しちゃダメだった？」

キッとウヒョンさんを睨むと、捨てられた子犬みたいな目で見つめ返される

そんな甘えるみたいな目されても！！

「ドッキリで進めようと思ってたのにー・・」

WH「え！そうなの？ごめん、俺、知らなくて・・」

SK「でも、大丈夫だよ！俺ら、知らなかったふりとか上手だし！」

「そーいう問題じゃないですよ・・・」

私、やらせとか好きじゃないのに・・

HY「今バレなくても、どうせ前日のリハで分かることだよ」

「・・・」

ホヤさん、もっとも過ぎて何も言えません

SK「じゃあ、まーいいじゃん？で、本当に俺ら、王様ゲームすんの？」

「そのつもりですけど・・やっぱ嫌です？」

SK「んー、嫌ではないんだけどさ」

・・へぇ、嫌ではないんだ

SK「・・俺らさ、知らなくて」

「知らないって、何の話ですか？」

SK「だから、俺らは普通の恋愛の経験ほとんどないから・・」

「・・・？」

SK「だからっ！」

MS「ルール、知らないんだ。王様ゲームの」

ルールを、知らない・・？

王様ゲームの、ルールを・・・？

「そ、そうですか・・でも、リハもありますし、王様ゲームのルールなんてそのままだから大丈夫だと思いますけど」

そもそも本格的な王様ゲームをやるつもりなんてさらさらない

SJ「でも、僕不安・・」

ボソっと呟いたソンジョンさんは本当に不安そうに目を伏せる

「大丈夫ですって！実際のところ、私だって王様ゲームなんてやったことありませんし！」

SY「え！A、王様ゲームやったことないの？」

「ありませんありません！」

DW「ほんとに？」

「ほんとですよ！」

HY「だったら、Aは自分もやったことないのに俺らにやれって言ってるの？」

「・・・え」

こうやって、私はまんまと彼らの罠にはまってしまった

.