王様ゲーム -INFINITE- (ページ5)

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-Aside-

あー、ほんっと良かった

社長にもさすがだって褒められたし・・

今度ウヒョンさんに牛肉でも奢らなきゃ

なんて考えながら、宿舎の玄関を開けると

ーーガチャ..

MS「A、おかえり」

思いもがけなかったまさかのお迎えが！！

「わっ！ちょっ・・ミョンスさん！！急にどうしたんですか？」

こんなイケメンのお迎え、息止まるっての！！

MS「んー？もうすぐ帰ってくるかなって思ったから待ってたの」

待ってたのって・・相変わらず可愛らしい

「でも、どうして・・」

MS「もーいいから。早く来て。皆待ちくたびれてるよ」

ほらって笑うと、あっという間に私の靴を脱がせて、そのまま手を取ってリビングに歩き始めるミョンスさん

なんか王子様みたい・・・

・・じゃなくて！！

「あの！待ちくたびれてるって・・私を、ですか？」

MS「この状況で、他に誰がいるの？」

「そ、そうですけど・・でも、どうして？」

MS「どうしてって・・・」

ーーガチャ..

リビングのドアを開けた先にいたのは・・

WH「あーおかえり、A」
SJ「おかえり♪」

おかえりって言ってくれるのがウヒョンさんとソンジョンさんだけってことはいつも通りだけど・・

なんか皆いつもより楽しそう・・に見えるのは、気のせい・・？

「あ、あの・・これは・・？」

ちらっとミョンスさんに顔を向けると、座らないの？って首を傾げられる

「いや、そうじゃなくて・・」

MS「ん？」

「いや・・その、えっと・・・」

分かんないけど・・なんとなく、このまま座ってしまったら危険な気がする

WH「A、ここおいで？」

自分の隣を指差すウヒョンさん

・・に、逃げなきゃ！！

「あ！そういえば、ちょっと急用が・・」

SK「A、座れ」

「あ・・・は、はい」

頭の中の危険信号は真っ赤に染まってる

でも、リーダーの威厳には勝てなかった

WH「じゃ、始めよっか！」

パチンと手を叩いたウヒョンさんが私を視界に収めて、ね？って黒い笑みを浮かべる

「・・・そ、ですね」

この時、私はウヒョンさんに何を始めるつもりなのか聞くべきだった

後先考えずに行動するのは・・

もう一つの私の悪い癖だ

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